編集長の富田志乃です。
空白恐怖症という言葉を
ご存知ですか?
意味は
「仕事がないときに、
あたかも仕事をしているように見せるために
ダミーの予定やフェイクの予定を入れるほど、
自分の予定が空白な事を恐れていること」
たしかに私自身も20代の頃は
「公私共に充実した人っぽさ」に
憧れていたし、
忙しい自分を演出していたときもありました。
ただこれは若さゆえのもの。
年齢とともに消えていくことだと
思っていました。
しかし、昨今はSNSにより、
他人の「充実さ」が気になるからなのか、
40代、50代になっても
「予定が入っていないと不安」になり、
「いっぱい働いている私」に
陶酔している人が多いということには
ちょっと驚きます。
いまの私の場合は、
むしろ予定が入る方が不安です。
予定が入るということは、
自分のペースで進めることはできなくなります。
体調管理もしなくちゃ、なので、
明日が心配すぎて
せっかくの飲み会でも
「帰りたーい」と思ってしまうほど。
もちろん、
予定が入るということは、
それだけお仕事があるということですから
有難いことではあるのです。
ただ、有難いけれども
「あまり予定は入れたくないなあ」と
思えば思うほど、予定は入ってくるのです。
つまりです。
猛烈に仕事をしていることが
「かっこいい」なんていう
時代遅れの感覚を捨ててしまえば、
空白が怖くなくなり、
空白が怖くなくなると、
力が抜けて、どんどん仕事や予定が
舞い込んでくるのかもしれません。
そもそも、
自身が充実しているかどうかは、
見た目や、雰囲気、状況ではなく、
自分がどう感じるかどうかではないでしょうか。
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