編集長の富田志乃です。
先日、とあるセミナーで
結婚式のクライマックスについて
お話をされていました。
「花嫁さんが手紙を読むシーン」が
最大の感動ポイントで、
そこに感動をしない人はいないと
言っていて、
参加されていた方のほとんどが
大きく頷いていました。
ところが、
私もこれまで、何度かいろいろな人の
結婚式に参列しましたが、
手紙を読むシーンで感動したことが
一度もないのです。
むしろ、
「はいここ、泣くところです」の演出に、
ちょっとおかしくなってしまうほど。
実際、肩を震わせ、くっくっくっと
笑ってしまい、
でも、泣いてると誤魔化せたと
思っていたけれども、
後日、「富田さん、笑ってたでしょ?」と
花嫁さんに、突っ込まれたことがあったくらい。
じゃあ富田は、他人の結婚式に
感動もできない非道な人間なのかっ
と言ったらそうではなくて。
『新郎・新婦のご入場です』
とピンライトが当てられて
ドアが開いた瞬間
号泣です
びっくりするから泣いてしまう説、
ドアが開くことに反応してしまう説も
ありますが、
とにかく、
その瞬間すべての感情が
「感動」に変わり
せっかくきれいに化粧した顔が
ぐちゃぐちゃになるくらい
号泣です
人数合わせかな?など
呼ばれた理由が
イマイチわからない結婚式でも
号泣です
花嫁さんをよく知らなくても
号泣です
とにかく、
ドアが開くと泣けてくるのです。
花嫁さんが泣いていなくても、
ご家族も泣いていなくても、
それでも私は真っ先に泣きます。
ただ、そんなに感動して
泣いてくれる人なので、
新郎新婦の親御さんにとっては、
自身の子供が絶対に
お世話になっている人に違いないと
勘違いします。
さらには、
「なんて優しい人」
「なんて素晴らしい人」と
だいたい、絶賛され、
だいたい、真っ先にお酌され、
結果として、だいたい泥酔します。
このように私は、
はじまってすぐに感動のピークを
迎えてしまうため、
本来のクライマックスには、
冷静になってしまうわけです。
というか、酔ってしまって
いろいろなことが、
面白くなってしまうのかもしれません。
ウィズコロナになって、
また結婚式も再開されることでしょう。
次、呼ばれたら
最初に泣かないように
歯を食いしばり、
結婚式のクライマックスに
感動のピークを持っていき、
本来の結婚式を満喫してみよう!
と思うのでした。
誰か結婚しないかなあ・・・・



