編集長の富田志乃です。
昨年亡くなった母が生前、
自身の部屋においてある
お茶やジューズのペットボトルの
「蓋を全部あけておいて」
と言われ、その度、
「そんなことしたらこぼれちゃうでしょ」
と反論したものでした。
でも、いまならわかるのです。
たしかに、ペットボトルのキャップ、
堅くてあかない。
今年に入ってその傾向が強くなり、
日中はなんとか頑張れますが、
起きたばかりの朝、
疲れて帰ってきた夜、
ペットボトルの蓋があかず、
諦めたことも多々。
若い頃は、
17時スタートが基本の
おじさまたちの宴席が謎で、
「おっさんたちは暇だからな」と
心の中でディスっていました。
でもいまとなれば、
17時にはじめれば、
20時には終わります。
2次会に行って盛り上がったとしても
11時には帰れます。
最高です👊
終電まで飲むなんて、
てっぺん超えてまで
飲むなんて、
もはやできませんから。
昨日、本屋さんで
面白そうな文庫本を見つけて
買おうと思いましたが、
ページを開いた瞬間
あまりの字の小ささに購入は断念。
今まで、当たり前だったことが
当たり前ではなくなり、
今まで、できたことが
どんどんできなくなって、
苦手になっていって、
「年をとったなあ」と思います。
でも比例して、
自分とは違う意見を受け入れること、
受け止めることは、
できるようになりました。
諦めること、
気にしないこと、
切り替えることも
年齢とともに、
できるようになりました。
「できないこと」も増えるけれども、
「できること」も増えていく。
そう考えると、プラマイゼロ
年を重ねるのは、
悪いことばかりではありませんね。


