自分の本当の役割とは? | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

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出版業界33年。
営業(広告、書店、取次)から編集に至るまで、まるっと制覇!
出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
元宝塚花組トップスター柚香光さんと上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

KKロングセラーズ

編集長の富田志乃です。

 

昨日の続き、

 

「自分の役割」について

書かせていただきます。

 

社会の中で、

家庭の中で、

会社の中で、

組織の中で、

 

自分が目指し求める「役割」と

他者から求められる「役割」とが

違う場合が多いのです。

 

たとえば、

どうしても歌手になりたいと

血のにじむ努力をしても、

結果が出せず、

俳優に転向したとたん、

有名になられた方もいます。

ピッチャーをやりたくて

野球チームに入っても

ショートに配置されることも

あるでしょう。

 

すべて同じことなのです。

 

自分では歌が強みだと思っても、

演じる方が向いているのかもしれません。

 

ピッチャーとしては、

肩が弱いけれども、

足が速いことが彼の強みだと

コーチはショート向きだと

判断したのかもしれません。

 

ずっと歌手にこだっていたら、

日の目をみることはないかもしれません。

 

ピッチャー以外はやりたくないと言ったら、

レギュラーにはなれません。

 

それなのに、

自分は一生懸命、歌の練習をしている。

毎日ピッチング練習をしている。

 

なぜ、評価されないのだ!と

言っている人を見たら、

 

「自分で評価されない方を選んでいる」

 

と思いますよね?

でも、ここで大切なのは、

 

なぜ、歌手にこだわるのか

なぜ、ピッチャーがよいのか

 

その理由を深掘りすることなのです。

 

売れなくてもいい、

とにかく歌を歌っていたいのだと

思うのでしたら、

歌手を続けていけばよいのです。

 

俳優に転向しなよという、

事務所(会社や組織)からは

出てしまい、

歌い続けることができる環境を

自分でつくればよいだけのこと。

 

どうしてもピッチャーをしたいと思うならば、

違う野球チームに移ればいい。

 

点々としても、ピッチャーとして

レギュラーにはなれないかもしれませんが、

草野球チームでは

ピッチャーをやれるかもしれない。

 

なぜ、それにこだわるのか、

その理由、つまりゴールを設定すれば、

 

自分はどうすべきかの答えはでるのかなと

思います。

 

*誤解しないでいただきたいのは、

やりたくないのに、

それが求められていることなのだから、

我慢すべきだ

ということではありません。

私は、KKロングセラーズに転職する際の

条件は2つ

・堅苦しいのでジャケットは着ません。

・前に出るのはイヤです。

 

でも、うまくいかなかったのです。

 

私は裏方にまわることを

自分の役割と決めて、

いろいろ模索しましたが、

結局は何も形にならなりませんでした。

 

コロナ禍の2年前

出版プロデューサーの堤澄江さんから

 

「やはり富田さんが前に出た方がいい」

と背中を押され、

 

また先頭を走りだした途端、

 

ずっと念願だった

 

新人著者を養成する出版ゼミを

はじめることができました。

 

動き出して、

たった半年で形になったのです。

 

堤澄江さんは、

KKロングセラーズ主催

【新人著者著者養成ゼミ】も、

本作りを伝える講師として、

一緒にゼミを盛り上げてくれています。

自分の役割はなんなのか。

 

それを知るヒントは

自分の強みを知ること。

 

その強みを活かすためには

どうしたらいいのかを考える方が、

 

足りないものを追いかけるよりも

ずっと成果は出やすいと思います。

 

強みが見つからないときは、

なぜ、自分はそうしたいのか、

なぜ、自分はそれにこだわるのかを

深掘りされるとよいと思います。

 

実は、これ、すべてが

本作りと一緒なのです。

 

 

 

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