KKロングセラーズ
編集長の富田志乃です。
「もう頑張れない」という人。
「頑張れ」の励ましが苦しくなるという人。
それ、「頑張り」ではなく
「我慢」です。
「頑張る」ことと「我慢」を
混同している人が
多いのかなと思うのです。
楽しかったり、ワクワクしていたら、
もっともっと頑張ろうと思えます。
そこに結果は伴わなくても、
評価をされなくても、
もっともっと頑張れるのです。
誰かからの
「頑張ってね」の言葉も、
背中を押してくれるパワーとなります。
でも、
本来励ましの言葉である
「頑張ってね」が
苦しく感じるのではあれば、
それは、頑張っているのではなく、
現状を「我慢」している状態なのです。
「もっと我慢してね」に
聞こえるから
ますます苦しくなるのです。
我慢は苦しいです。辛いです。
だから、
我慢する必要なんかないのです。
私もそうでした。
本を売る楽しさを知り
部下が育っていく喜びを知り、
大変だったけど、充実した毎日。
もっともっと仕事を頑張ろうと
張り切っていました。
ところがあるとき、梯子を外され、
頑張る目標を見失ってしまいました。
これ以上、この場所で
私は何を、どう頑張れというのだ。
心の底から絶望を感じました。
会社なんてそんなもんだ。
社会なんてこんなもんだ。
そう慰めらるたび、
吐き気を覚えました。
だって、私が頑張ってきた
すべての時間を
否定することにもなるから。
でも、生活のため、
生きていくため、
私は「頑張らなくちゃ」とも
思っていたのです。
歯を食いしばって、
ただただ耐えて、
悔しいから笑って、
でも、あるとき気づいたのです。
私は頑張っているのではない。
ただ「我慢」しているだけなんだと。
変化することが怖いから
我慢しているだけに過ぎないのだと
わかったのです。
私は、また頑張りたいと思いました。
頑張れる人に戻りたいと思いました。
全部捨てて、
全部やり直して、
結局、軌道修正までに
10年近くかかってしまいましたが、
また頑張れる自分に戻ってこれました。
「頑張ってね」の言葉を
嬉しく受け取れるまでに回復できました。
もう頑張れないと思ったら、
どうか、その場は離れてください。
それ、頑張りではなく我慢です。
我慢はしないでください。
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