前の投稿で書いたように、廣田さんは、エビ中が春ツアーで、気持ちを表現するよりも、きっちりしたパフォーマンスを重視するようになったことに、疑問を呈していました。
その廣田さんは、今年になって、いぎなり東北産に見事にハマって、「自分の目標にしているもの、理想みたいなところに近いグループ」だと、「TOP YELL」の7月号の連載で書いていました。
かーやをはじめ、東北産のメンバーは、昔の自分のように、楽しくて仕方がないようにパフォーマンスして、お客さんを楽しませているし、自分よりさらにエネルギッシュでスキルがあると。
廣田さんが言うように、東北産は、気持ちが溢れるパフォーマンスが特徴なので、ひょっとしたら、エビ中が失うかもしれないと思ったものを、東北産に見ていたのかもしれませんね。
分かりませんが…
いぎなり東北産が、8/7にKHB七夕フェスタでやった「天下一品」の動画を、アップされてから、ずっとよく見ています。
SIFの翌日に、そのプレッシャーから開放され、地元で行ったライブです。
なので、イキイキとして、思いっきり、楽しんでます。
気迫じゃなく、喜びが、自然にどんどん熱量を上げて、その熱量がまた喜びを増していく感じ。
SIFはもちろん、TIFでも、アイドル横丁でも、こんな姿は見れなかったんじゃないでしょうか。
ちょっと、極楽門のももクロを思い出しました。
若いグループだけが持つ、初期衝動が実現する喜びが、溢れ出ています。
それを出すには、一定の場数とスキルが必要ですが、でも、さらにスキルが上がって、スキルを重視するようになると、気持ちを抑えるようになりがちです。
東北産の場合は、スキルの上達が早くて、もう気持ちを抑えかねないレベルのハズだけど、あり余る気持ちが、はるかに勝っている感じです。
だから、気持ちがスキルとぶつかりそうになっても、突き破って溢れ出てくる。
その点で、気持ちが溢れるパフォーマンスと言っても、かつての ももクロ や エビ中 とは、違うタイプ、違う道です。
メンバーが集まってレッスンするのも大変な状況だからこそ、逆に、そんなグループになったのでしょうか。
今の東北産のパフォーマンスは、私には国宝級ですが、これから、まだ見たこともないものを見せてくれるんじゃないか、という期待をしてしまいます。