※魚の内臓・寄生虫の写真があります。

 

先日積丹方面にホッケを釣りに行った。フライではなく投げサビキで。ちなみに今度サビキを自作してみようと思う。フライフックとマテリアル組み合わせればイケるっしょ。

 

食料確保も兼ねていたので、釣れた6匹をキープ。というか釣れると思わなかった。4時間ほどでこの釣果なので大した数ではなかったけど、ごくたま~に小規模な群れが来るらしく、6匹中4匹は2匹ダブル×2回だった(エギングロッドなので抜き上げ超辛かった)。

時期も時期なので魚体は細い。最大は40㎝近いやつで、小さいのは30㎝ないくらいか。

 

何を食べているんだろう?と捌いたときに胃の中を覗いてみたが、どの魚も胃の中身はニシンの卵だった。でも、そこまでいっぱい食べてるわけではない。

これは、どういう意味なんだろうか…?今のところ、ニシンが大量に押し寄せて海が乳白色になる群来(くき)は発生していない。一応余市の釣具店であるプロショップかわぐちのHPには店舗裏手の浜で群来が発生したと書いていたが、自分が後刻見たときは海は何もないように見えた。潮に流されてしまったのかな?

で、ここは昨年かなり遅い時期に群来があった場所だ。浜中海岸のすぐ横、余市河口漁港の外磯であるモイレ岬ですら、群来は例年2月初旬~中旬に起きる。

今でこそニシンの数が増えたので、群来が起きるとしたら大規模なものになるが、群来とまでいかない範囲でならニシンは結構な頻度で産卵しているのだろうか?写真で見たことがあるけど、もし群来が起きたのならホッケの胃の中は卵でパンパンになるはず。ちょっとつまんだくらいの量ってことは、まだハシリのニシンの産卵があっただけという事か?

 

だとしたら、本格的な、それこそ海が真っ白になるような群来はもう近いのかもしれない。確実に群来の時期は近づいている。


…なんて書いてるうちに来たみたいね群来。早いなぁ今年。

 

 

と、以前刺した釘をもう一度刺すが、ニシンは水産関係者の方が長い時間をかけて復活させたものだ。それを理解したうえで、

 

節度ある釣り、食べれる分だけのキープ

 

をする事。あくまで釣り人は「おこぼれ」をいただくだけの身分だ。冷凍庫にギッシリあるのにまた釣りに行く、なんてことはしないように。

特に先のある若い釣り人は、ご高齢の釣り人の真似はしないでほしい。
違法の引っ掛け釣りや腹を裂いて数の子をとって魚は海へ捨てる、なんてことは絶対しないように(実際に見た事です)。
未来の釣り人のためのロールモデルになりましょう。
 

自分も上の動画みたいな群来の水中映像撮ってみたいなぁ…。そして少しはおこぼれも欲しい。以前釣って自分で作ったニシンの干物と数の子・白子の塩焼きが美味しかったんです…。ニシンは青魚で栄養価も高いので、オススメの魚。時期になれば非常に安く手に入ります。

 

最後に。ホッケの胃の中にニシンの卵が、と書いたが、海藻からうまいこと卵を食べてるほか、めんどくさくて海藻ごと食べてるのもいた。

で、今時期のホッケだからと高を括っていたが、結構な頻度で寄生虫がいた。アニサキスがついてない魚もいれば、めっちゃアニサキスだらけの魚もいたので、生食は注意。あと、丸い白い寄生虫(だよね?)がホッケにいるの自分は初めて見た。1匹だけだったけど、そいつにはいっぱい白丸がくっついてた。

ニシン食べたい。というか干物にしたい。そして間近で群来見たいなぁ。ちょっと今年は群来チャレンジします。