今日、余市を通ったところ、浜中の海水浴場(余市河口漁港横)にやたらと車と釣り人が。

ぱっと見わからなかったのだが、よく見ると海が白い。

 

そう、ニシンの群来だ。

 

ここのすぐ横、モイレ岬には2月に群来があったのだが、まさかその隣に来るとは。しかし、ここはあまり根がない場所なのだが、消波ブロックについてる海藻に産卵しているんだろうか?

 

と、竿を持った人が大勢いて、投げサビキっぽいものを投げてるように見えたが、よく見ると竿を大きく煽って、釣れたと思ったら全部スレがかり。釣りじゃなくて引っ掛けだ。


釣り人の中でも勘違いしている人もいるかもしれないが、引っ掛け釣りはサケ釣りだけで禁止されているものではない。全ての魚種で違法な漁法だ。

かつ、ギャング針などの引っ掛け専用針じゃなくても、それこそ投げサビキであっても、故意に魚を引っ掛ける行為は違法。ミノーでもスプーンでも、フライでも。カラフトマス釣りに行った際、ウキルアーを超スピードでリトリーブしているのを目撃したこともある。

 

それを見てさすがに飽きれてしまった。自然の神秘を感じる出来事なのに。まだ正攻法で釣るならわかる。違法行為ですよ。

 

地元のオジサマなら、昔からそんな事してるんだから手遅れなんだけど、それを見た若い人も竿を振っていたのが何ともやりきれない気持ちになった。どうか悪い見本を学ばないでもらいたい。

 

 

というか。

 

 

留萌やそれ以北ならわかるが、余市でこの時期、もう5月になろうとしている時期にニシンの群来なんて、別にニシンの群来を追ってるわけではないけど、聞いたことないぞ?

 

小樽でも4月に入って忍路(2回目)と祝津の豊井(祝津と括れば2回目。1回目は漁港の前浜)に群来が来たが、地元の方は「こんな時期に見るのは初めて」と言っていたらしい。余市も2月3月には群来があるけど、4月下旬は初めてなんじゃないか?驚いた。

 

これは単に、ニシンの個体数が増えているから、という喜ばしい事として受け取っていいのか、もしくは海水温や海流の変化による異変なのか。個人的には後者の心配があるので、素直に喜べない状況だ。