1973年 マルパソカンパニー ワーナーブラザース
アーリー刑事(井上和彦)『(ギャング達は)向こうは撃ってきたかもしれなかった、、』
ハリー(山田康雄)『こっちはそれを待ってた。(ヤクザ、ギャング共を)二度と撃てないようにしてやれたのに。それが駄目なら、、俺の考えが正しかったということになる。そうなってほしくはないが。。』
監督
テッド・ポスト
脚本
ジョン・ミリアス
マイケル・チミノ
原作キャラクター
フィンク夫妻(全作)
セカンドユニット監督、助監督
バディ・バン・ホーン(3、4、5監督)
ユニットプロダクションマネージャー
ジョン・G・ウィルソン(3)
衣装デザイン
グレン・ライト(全作)
編集
フェリス・ウェブスター(3)
音楽
ラロ・シフリン(1、4、5)
クリント・イーストウッド
(山田康雄)
フェルトン・ペリー
(井上和彦)
ハル・ホルブルック
(仲村秀生)
3月19日が御命日でした。山田康雄さん。
この作品はこの10年で好きになった作品。
小さい頃は矛盾していてつまらないと思った。
ダーティハリーは悪党を退治してスカッとする話なのに、悪党が警官じゃスカッとできない。ダーティハリーシリーズなのに、矛盾していてつまらないと。
しかし、大人になって、じっくり見直すと、その繊細な仕上がりに驚く。大まかな事件のあらすじやアクション殺戮シーンはミリアスだろうが、人間ドラマの描写は明らかにマイケル・チミノだろう。素晴らしい仕事だと思う。白バイ警官の心の葛藤。彼らに対するハリーの複雑な思い、心境。
成人してからみないとわからない社会派アクションではないかと。
1988年の山田康雄さんの演技も見事だ。
老齢の声だがこの作品のハリーには合っている。
なんだかんだカッコいいイーストウッドだ。