ルパン三世 Lupin the 3rd  お宝返却大作戦

2003年 日本テレビ、トムスエンタテインメント

 

プロデューサー

小野利恵子

尾崎隠通

 

脚本

柏原寛司

 

キャラクターデザイン、総作画監督

平山 智、小林利充、中武 学

 

美術監督

宮野 隆、岡部真由美

 

メカデザイン監督

水村良男

 

撮影

高橋智弘(高橋プロダクション/T2)

林コージロー(Zebec)

 

音響監督

加藤 敏

 

特殊効果

林 好美

 

音楽

大野雄二

 

音楽監督

鈴木清司

 

音響効果

糸川幸良

 

色彩監督

原田幸子

 

脚本プロデューサー

飯岡順一

 

演出

佐野隆史

 

絵コンテ、ストーリーボード、監督

川越 淳

 

アニメーション

平山 智

小林利充

佐野隆史

水村良男

今石洋之

岡 辰也

茂木信二郎

名村英敏

 

小山知洋

嶋田敏彦

柳瀬譲二

 

武藤照美

兵頭 敬

飯飼一幸

 

西山 忍

片岡康治

野武洋行

森中正春

中武 学

 

竹内一義

箕輪 悟

糸島雅彦

 

足立みい子

 

 

 
 
 
 
これで、儲けが全部ぱーだ。
 
カネはパー!っと使うもんなんだよ!!
 
一日一分でいいから、真面目になれ!
 
 
 
 
 
 
 
 
この中盤の五右衛門と女アサシンの空中対決のアニメーションは神がかってました。
 
今石さんというわけでもなさそうで、誰がここまで秀逸に描いたのか気になります。
 
 
 
 
 
 
 

キャラクターは平山智氏(出崎ルパン三世のセカンド作画監督)と小林利充さん(忍空、るろうに剣心、あやつり左近)で按分している。



それを、今石洋之さん、中武学さんら、天才アニメーターが凄まじい仕事で動かしている。

 

世界観は殿勝秀樹監督とも違う、


さらに鮮やかな爽やかな色彩と彩で見せるのが川越監督の特徴。


十数年後の『グッバイパートナー』を見て、確信する。

 

柏原寛司さんの脚本はディテールとダイアログ。料理を間違えると辛くなる。

 

しかし、川越監督の一見、水と油に見えるコラボでも、


監督本人が脚本の意図をわかっていれば成功するという好例

 

川越さんはこの作品で見せてくれた。

 

パッケージイラストや、子どもっぽい題名(命名は日本テレビ小野利恵子さん)に惑わされずに見て損はない傑作。

 

デジタル制作ではじめて成功したルパン三世作品といえる。

 

実は、音楽も過去の雰囲気を活かそうといており、『ルパン三世ロシアより愛をこめて』、や『ルパン三世燃えよ斬鉄剣』などから、かなり音楽も流用されている。

 

出崎監督時代(1989〜1995)の懐かしさや、


ああ、こんなテレビスペシャルを見たかった.感があるのは、

 

そんな音楽演出もあるのかもしれない。

 


鈴木清司さんが選曲監督として久し振りに活躍した作品でもある。

 

 

 

 

 
グッバイパートナー。川越さんの色が変わらず出ていてよかったです
 
 

 
 

 
 

 
 
柏原寛司さんは、ルパン三世はじめ、
 
松田優作さん、舘ひろしさん、藤竜也さんなど、
 
男の好きな男のヒーローをアクションを交えて厚かましくなく描く、天才だな、と思います。
 
残念ながら、柏原さんが登板したアニメのルパン三世で面白いのは今作が最後になってしまっている。

この次作から、あぶない刑事などでコンビを組んでいた、大川俊道さんなどが2010年まで2年おきくらいに執筆しています。