1987年 日本テレビ セントラルアーツ

監督

西村 潔

脚本

大川俊道

太陽にほえろ、キャッツアイ、ルパン三世シリーズ、ベイシティ刑事、あいつがトラブル、刑事貴族、ハンチョウシリーズ、警視・深町征爾シリーズ、帰ってきたあぶない刑事)

撮影

宗田喜久松

照明

井上幸男


技斗

高瀬将嗣

二家本辰巳

カースタント

TAKA


プロデューサー

黒澤満

伊地智啓

初川則夫

岡田晋吉

服部韶男





自分で刑事が殺し合いに立ち向かうその辛さと彼の犯してはいけない罪を、真犯人の警官に実践で味あわせたかった鷹山。一方、愛する妹との別れから、自暴自棄になった、模範的制服警官の気持ちの切なさを汲み取り、彼を犯人にしなかった鷹山。


ラストの落とし方のエモーショナルさに不覚にも涙しそうになる人もいるかもしれない。


舘ひろしの魅力が全開この上極まりない。


だが、サポートする柴田恭兵の絶妙なかっこよさも捨てがたい。


大川俊道さんが、他の追随を許さない時期が確かにあったことを実感させられる。


西村潔監督の最期の傑作ではないかとも思える。


西村監督は1987年にこれがとれて良かったのではと思える。


舘さんは大川さんが、好きらしいが、これやあぶない刑事の他の作品、刑事貴族(1990)を、みると一目瞭然だなとわかる。


深町征爾シリーズ(2012、2013)クロスロードシリーズ(2016)はそれをくんだものだろうと。


新作、大川さん、岡芳郎さん、良いと良いですね。