最も危険な遊戯
1978年 東映セントラルフィルム、東映芸能ビデオ
監督
村川 透
脚本
永原秀一
撮影
仙元誠三
照明
渡辺三雄
美術
小林正義
編集
田中 修
照明助手
椎野 茂
(セントラルアーツ読本インタビュー、映画監督村川透)
助監督
崔 洋一
天間敏広
(セントラルアーツ読本 崔洋一、成田裕介インタビュー)
成田裕介
(セントラルアーツ読本 崔洋一、成田裕介インタビュー)
記録
高橋たつ子
技闘
高倉英二
松尾 悟
撮影助手
杉村博章(松田優作マガジン仙元誠三インタビュー)
カースタント
フォーキーズスタント
音楽
大野雄二
音楽選曲
鈴木清司
松田優作
田坂圭子
市地洋子
片桐竜次、清水 宏、団 巌、石橋蓮司
山西道広、荻原達、柴田恭兵
永野明彦、二家本辰巳、岡本 麗
苅谷俊介、阿藤海、大前均、榎木兵衛
草野大悟
内田朝雄
荒木一郎
ハードボイルドはアクションとメロウ。
セントラルアーツ社長、黒澤満さんの提唱は一作目から実行されていたとわかる。
セントラルアーツはアクションとメロウ。
松田優作さんの真骨頂はユーモアのアドリブセンスだから、冒頭の麻雀のシーンは笑ってしまう。
いろいろ粗が目立つB級アクション作品なのに、
質感高い映画並みに見たあと満足感があるのは、
作り手側の芸術的なセンスの良さ。と、作り手の面白い映画を作りたい!という熱量が画面になったということ、の2つなのかなと。
暗闇の中のライティングなし、長回し大銃撃戦。
圧倒的望遠撮影からのカースタントと松田優作の走りのダイナミズム。
驚異的、ラストのマグナム銃撃からの大横転。
シリーズ1作目にして、
圧倒的容赦無い暴力パフォーマンス優作。
(永原さん脚本もあるだろう)
しかし、決定的なのは
ラストの埠頭のシーンの素晴らしさ。
そこに尽きる。
煌めく海をバックにスイートなキスシーン。
村川透監督のアーティスティックな映像、いや、圧倒的写真センス、が決定的にでた。
スタイリッシュ&メロウ。
他に『処刑遊戯』、『薔薇の標的』など、
セントラルアーツ以外では、これらは作れない。
最新作『帰ってきたあぶない刑事』柴田恭兵主演。