1980年 日本テレビ 東宝
監督
山本迪夫
脚本
四十物光男
小川 英
(大非常線、ルパン三世、俺たちは天使だ、ミラクルガール)
撮影
内田清美
(西部警察Part2、西部警察Part3、あぶない刑事シリーズ、勝手にしやがれヘイブラザー、ジャングルシリーズ、あいつがトラブル、愛しの刑事、神楽坂署生活安全課)
編集
神島帰美
音楽
大野克夫
カースタント
マエダオートクラブ
ガンエフェクト協力
MGCボンドショップ
製作担当
河村良子(日本テレビ)
プロデューサー
岡田晋吉(日本テレビ)
服部比佐夫(日本テレビ)
梅浦洋一(東宝)
新野 悟(東宝)
石原裕次郎
沖 雅也
神田正輝
木之元亮
山下真司
下川辰平
竜 雷太
露口 茂
ゲスト
西岡徳馬
永野明彦

男性の遺体が見つかる。どうやら覚せい剤がらみらしい。

覚せい剤を売っていたのは、ヤクザではなく、組織が育てた犬。
その犬を確保した七曲署。普通にかわいい。
組織を摘発せねばならないということで、
犬を使って捜査をすることに。
犬担当にはドックこと西條(神田正輝)が担当


任せろポーズで沖雅也さん演じるスコッチや長さんたちを相変わらず笑わせるドック。
ずっとギャグを言って軽いノリの神田さん。この80年の太陽にほえろを見る限り
神田さんの加入は、刑事貴族の水谷豊さんみたいな効果をもたらしたのかもしれない。
見てて全然古くなくなっている。
沖雅也さんがいるのに、80年代後半の作品を見ているような感覚。つまり90年代でも古くないくらいの
肩の力が抜けた感覚が、80年で形成されているのは、『俺たちは天使だ』を経た、神田さんと沖さんのリラックスしたムードと、スタイリッシュな出で立ちがそうさせているのかもしれない。
80年シリーズはDVDの画像も綺麗なので、古さも感じないのもある。
とはいえ、木之元さんや山下真司さんは70年代な感じがするが、
神田さんはもうほぼこの感じで今も変わってない。
沖さんもこの回のファッション含め、スマート。
ああ人気あるのもわかるなあとなった。


とりあえずこの作品は、神田さんとイヌのコンビの作品なので
神田さんとイヌですから、もうリラックスして見れる。
もう最近疲れ気味で、ハードな刑事ものやハードボイルド刑事ものを見る気が起きないので
テレビドラマはこれくらいでいいという感覚をBESTでついてくるこの作品は
実に見やすい。
もはや癒しだ
このイヌ君がずっとかわいい

で、ゲストは西岡徳馬氏、1980年なので流石にかなり若い。
このあたりが感覚がバグる。
確実に1980年で、『探偵物語』が終わり、『大激闘』が放送されてる最中で、『Gmen75』『特捜最前線』も20%を取って、山口百恵さんが引退して、『野獣死すべし』がかかり、『西部警察』も絶賛放送中の時代である。
なのに、『太陽にほえろ』はすでに1990年代の空気感を先取りしている感覚で驚く。


かわいい、

そんな中謎の男たちに囲まれるも、、

皆さん麻薬Gmenでしたというオチを、山さんが説明。

麻薬取締官事務所で、山さんも犬をかわいがる。
撮影しているのにめちゃおとなしい。なつくしかわいい。


そんなこんなで、事件の進展を会議。
しかし、80年、スコッチで復帰の沖さん。77年とは違い、衣装も回によって、バリエーションあり。
薄ブラウンスーツに、金色のネクタイが似合いすぎる。
沖さんは90年代でも活躍できましたね。これを見てわかります
3年後亡くなるのは惜しい。
神田さんとの共演もあるのか、硬さがなく、元気もよさそうで、笑顔多め。
『大追跡』後半や、『俺たちは天使だ』と変わらないにこやかさは見てていいなと思います。


いうてもスコッチ刑事ですから、シャブを売る暴力団には拳銃を突き付けて厳しく尋問
ハードボイルド感も健在です。
ちょっとこのファッションは前回の『小さな目撃者』もこのファッションでしたが
かっこよすぎますね。
沖雅也さんをあなどっていた自分を誤りたい。

イヌは頭がいいので、ドックフードを用意しても、ドックの牛肉ステーキを見逃しません。
仕方ないので、一切れあげるドック。けど、結局4切くらいねだってきて
半分は犬のお食事に。牛ステーキを半分たべられた挙句

ベッドですやすやし始める
頭が上がらないドックもとい神田さん

ドックは犬担当なので、犯人を発見しても、先輩のゴリさんと長さん
竜さんと下川さんが全力疾走で犯人確保
びっくりするのは、下川さんが全力疾走で結構早い。
下川辰平さん凄いなあと思っちゃいました。


そんなこんなで、組織に麻薬を流しているのは誰か。前来たレストランの裏の香辛料箱をクンクンするイヌ氏。
麻薬の運び屋の真犯人は西岡徳馬(レストラン従業員)でした。


後に西部警察に行くキャメラマン内田清美さんのスタイリッシュな映像がさえわたります。


で、神田さんが徳馬を追跡、なかなかのカースタントが展開。
太陽にほえろはアクション刑事ドラマなわけです
ちなみに上の道路のわきの草むら、今のフジテレビ。道路は国道357号線でした。


徳馬を確保も

やくざ組織は、徳馬と神田さんをもろとも射殺しようと銃撃戦開始。
ほぼ西部警察と変わらないくらい撃ってきます。アクション刑事ドラマです。

イヌは抜け出して外の人間に伝達しようとする。偉い!

神田さん一生懸命応戦。絵になります。拳銃を撃つ姿。

結構ピンチでもうやられると思った瞬間
イヌが呼び出して、スコッチとスニーカーが駆けつけ

カッコいいですね。沖雅也さん。
ちなみに、犬がかみつき、ヤクザは倒れ込み、スコッチスニーカーは撃つことなく、ヤクザ3名を逮捕。



旅サラダギャグで、沖雅也さん苦笑。ハードな銃撃戦のあとなのに、なぜかほっこり。
1980年の太陽にほえろはこのテイストで、翌年まで続くみたいです。
神田さんは、優作さんや、恭兵さん、舘さんと同じ
軽くいきましょう世代ですね。

組織のボスは、太陽レギュラーのベテラン、山さん、ゴリさん、長さん、ロッキーで逮捕。


イヌは交番で警察官採用のポスターを眺める。
警察犬になりたいということで
そのタイミングで裕次郎さん演じるボス登場
イヌをなでなでして、エンド。裕次郎さんも犬はかわいいなと思うんですねえ。。

ほっこり回、見やすかったです
この前『小さい目撃者』も面白かったのですが、二、三点気になる部分があるので
レビューしませんでした。『太陽にほえろ』は時々、教育番組のようになる時があるので惜しいです。
『小さい目撃者』は事件内容が重い分、そういう取りまとめをしたかったんでしょうが、それはカットでよかったのかなと。脚本は長野洋さんでした。裕次郎さん主演回なので素晴らしかったのですが惜しかったです。
こちらは四十物光男さん。脚本で16年書き続けた唯一の人です。
大好きな『ルパン三世第二シリーズ』もかなり書いてます。人情ドラマ系なルパンでした。
そのあたりは太陽ライターですが、太陽にほえろでは、ハードアクションをかなり書いてます
ここでも、しっかり銃撃戦とカースタント。
『刑事貴族2,3』も書いてほしかった気もします。
四十物さんは『太陽にほえろ』の功労者だなと改めて。
見やすい大傑作でした。ずっと流していたい作品です。




