チャンミンが来るのに、そんなに時間はかからなかった。
割と近い所に住んでたんだね。
迷う事なく来れたよ。
リビングのソファーに座りながら、チャンミンは言った。
俺はテーブルを挟み、向かい合って座った。
話って?
、、、そうだね、、何から話そうか、、、。
、何言ってる?
話があるんだろ?
話というか、、伝えるというか、、、。
何だよ、意味わかんないよ、
、、、んー、、、僕にはさ、叔父さんがいたんだ。
父さんの、歳の離れた弟。
だから、何だ?
叔父さん、事故にあってさ、、、お見舞いに行ってた時、たまたま二人っきりの時があったんだ。
もう、意識は戻らない、、、死を待つばかりの叔父の顔を、僕はジッと見てた。
僕にとって叔父は、時々しか会わなかったけど物静かで優しい人だったから、、、なんか、泣けてきて。
その時、意識がないはずの叔父が、声を出した。
始めは何て言ってるかわからなかった。
か細い、消え入りそうな声で。
それでも叔父は何回か繰り返して言っていて。
何とか聞き取る事が出来た。
その時の叔父の言葉だよ。
ユノ、、、ごめん、、、愛してる、、、。
話の途中から気づいた。
話を聞きながら、涙が溢れて。
最後の先生の言葉を聞いて、、、もう、涙が止まらなかった、、、。
ユンホ、、、叔父からはユノって呼ばれてたんだね。
叔父と同じ、ユンホは家庭教師になったんだ、、、。
ポロポロ、ポロポロ涙はあふれて、こぼれて。
先生、先生、先生、、、。
チャンミンが俺の横に座り直し、俺を優しく、包み込むように抱きしめた。
ユンホ、、、。
先生、の、、、最後の言葉、、、聞きたかった、、、俺も、、愛してるって、、、ちゃんと、、、こ、応えたかった、、伝えたかった、、、。
、うん、、うん、わかるよ、、ユンホ、、、でも、きっと、、叔父さんには伝わってる。
、せ、んせ、、、せん、せいを、、、おれ、は、、あい、、して、た、、、ずっ、と、、、そ、ば、、に、、、いたか、った、、のに、、、、おれの、、しら、ない、、とこ、、、で、、かって、、に、逝っちゃ、って、、、おれ、、だっ、て、、ほん、とは、、、せん、せい、と、、、いっ、しょ、に、、、いき、たかった、、、んだ、、、せん、せい、と、、、おれ、は、、、
嗚咽で、だんだん言葉に詰まって。
誰かに、言いたかった。
誰かに、聞いてもらいたかった。
ずっと、我慢していた。
言葉に、してはいけないと思っていたから。
、うん、、うん、、、ユンホ、、、辛かったね、、、今まで、誰にも言えず、一人で耐えて、、、辛かったよね、、、頑張ってきたね、、、。
チャンミンは俺の背を優しく撫でながら、俺の気持ちに寄り添ってくれた。
今度の休み、、一緒に叔父さんに会いに行こう?
予定って、そのつもりだったんだ。
ユンホもそうなんでしょう?
俺は子供の様に、チャンミンにしがみついて、うん、と答えた。