甲斐甲斐しくお世話をする。
自分でも可笑しいくらい。
ユノの為に。
そして、自分の為に。
俺の作ったおかゆを、ユノが食べてる。
フーフーして、俺がスプーンで食べさせて。
素直に口を開けて。
美味いって言いながら。
それだけで嬉しがってる自分に、俺自身びっくりだ。
他人の世話なんて、面倒くさい、、、そう思っていた俺が。
男に恋して、自分が変わる。
でも、嫌な変化じゃなかった。
ユノ。
貴方といられるなら。
おかゆを食べ終わって、薬を差し出した。
コップに入れた水とともに。
ユノが、薬と水をジッと見て。
、、、さっきはごめん、、、。
、さっき?
、、、あんな事させて、ごめん、、、。
ユノは謝った後、目を伏せた。
、、、そっか、、、口移しの事か、、、。
ごめんなさい。
、、、ん?
ユノは、、、嫌だったんでしょう?
だから、、あの時も、怒ったんでしょう?
、、、だって、、、それは、、、酔った勢いであんな事されるのが嫌だった。
遊びでしたりされたりするのは、嫌なんだ。
、、、遊びじゃないよ、、、。
、えっ?
俺は、、いつだって、、ユノには本気だ。
いつだって、真剣に向き合ってる。
だって、お前屋上で言ったじゃないか。
俺に、、、出来ないって。
こっちを見たりそらしたりしていたユノの目が、また下を向いた。
、、、普通はしないでしょう?
だから、出来るなんて、、、言えなかった、、、ユノに、、、嫌われたくなかったから、、、。
お互い、動かなかった。
動けなかった。
沈黙を破るように、ユノが薬を飲んで。
、、、嫌いじゃない、、、嫌いじゃないんだ、、チャンミン、、、。
ユノが、何か言いたげで。
でも、言葉にしてくれなくて。
何か、考えてるみたいだけど、、今じゃなくていい。
ユノが怒ってないなら、今はそれだけで。
無理、させちゃダメだ。
、、、アイス、ありますよ。
食べますか?
、うん、、、イチゴのがいい、、、。
ちゃんと用意してます。
待ってて下さい。
、うん、、、。
部屋を出て、ドアを閉める。
、、、イチゴのがいい、だって。
可愛いユノになってる、、、。
つい、顔がほころんで。
そう、、今は、多くを望まない。
今は、ユノの側にいられるだけで。