ユノは映画に付き合ってくれた。
僕が見たかった映画に、ユノも興味を持ってくれて。
映画の後ランチを食べながら、このシーンが良かった、あのシーンが良かった、こんな考え方もあるんだ、こんなやり方もあるんだとか、ストーリーや映像の事まで、話しが弾んだ。
その間、ユノの笑顔がたくさん見れた。
いつもと全然違って。
暗く考え込んだ儚い顔ではない、本当のユノを見れたようで嬉しかった。
ランチの後は、もう少し足を伸ばして海を見に行った。
海岸沿いを歩く。
少し、春風が吹いていた。
チャンミン、寒くないか?
大丈夫。
ユノこそ、寒くない。
うん、大丈夫。
ユノは薄手のマフラーを巻いていて、首が寒そうだったから巻き直してあげた。
、ありがと。
嬉しそうに笑ってくれて。
それを見た僕もまた嬉しくなって。
ここの海岸は砂浜ではなく石場ばかりだったから、大きめの石の上に二人並んで座った。
目の前の水平線を見つめる。
、、、このまま、時が止まってしまえばいいのに、、、。