やぁ、ユノ、久しぶり。
元気だったか?
にこやかな笑顔で、変わらない笑顔で、迎えてくれたヒョン。
イトゥクヒョンは俺が手を出してない数少ない友達の一人。
取引先、でもない。
レラと同じように昔馴染み。
いつも明るく接してくれるけれど、家族を亡くした辛い過去を持つ。
だからこそ、相手の気持ちをいつも考えてくれる心優しいヒョンだ。
日差しが入る明るいリビングに通される。
また仕事中に出てきたのか?
あまりオススメしないけど、息抜きは必要だよな。
家族を亡くしてから、ヒョンは体調を崩す事が多くなった。
無理をしないで長く続ける為、今は療養中のヒョン。
体調はどうですか?
見ての通り。
元気そうですね。
次年度からは復帰するつもり。
あんまり無理しないで下さいね。
大丈夫大丈夫。
治療は終わってるから自宅療養だし。
休みもさ、残り少ないからゆっくりしてるよ。
なら、よかった。
ユノはどうだ?
はい?
まだ、相変わらず性で発散してるのか?
ま、そんなとこです。
シウォンみたいに、わかって相手してくれる奴ならいいけどさ。
ユノは根は優しい奴だから、あまり深入りしない方がいい。
相手を選べよ?
みんな、割り切っている奴ばかりですよ。
本当はそんな事しないで、本気で好きな奴と向き合えばいいのに。
いるんだろう?
そういう相手が。
、さぁ、、、。
ユノ、後悔するような生き方だけはするな。
ずっと思っていた。
刹那的な生き方はしない方がいい。
ユノには幸せになってもらいたいから。
自分に正直に、偽る事なく生きてくれ。
何故、今そんな事を?
レラが心配してるぞ?
お前の中で何かが変わりつつあるのを彼奴は感じ取ってる。
仲間に心配かけんなよ?
今のままじゃダメだって、良くないって、自分でもわかってるんだろ?
、ヒョン、、、だって、、俺が、俺が触れたい奴は、汚れた俺には不似合いな、、いい奴なんです。
なんだ、やっぱり好きな奴がいるんじゃないか。
、手に入んないですよ。
どうしてわかる?
逆に言うと、手に入れたくないんです。
彼奴には、普通に幸せになって欲しいから。
ふっ、、、。
?
自分に自信がないんだな、ユノ。
、どうして?
気に入った奴なら、今まで大抵の奴は手に入れてたじゃないか。
、、、、、。
本当に大切な人には臆病なんだな。
、、そんな、事、、、。
、ま、いいさ。
どうすればいいかは、自分で、、、本当に大事な事は自分で決めなくちゃな、ユノ。
そう言って、イトゥクヒョンは微笑んで見送ってくれた。