何事もなかったように、二人がドア近くにいた。
けど、、、本当に、何もなかっただろうな⁈
あ、ちょうどよかった、
ユノが少し慌てて言う。
何が?
つい、冷たく言い放ってしまう。
主任に視線を移して、
主任、終業時間です。
もう打ち合わせは終わりましたか?
シム君、悪いけどまだ終わってないの。
今からクライアントと話を詰める事になって。
そ、そうなんだ、だから、悪い、
そう、僕事務所で待ってるよ。
シム君、会食とその後もあるから、
えっ?
だから、今日はもう帰れよ、な?
、わかりました。
ユノ、ちょっといい?
ユノを連れ出して、引き寄せる。
何?
いーい?ユノ。
ぜーったい!主任と二人っきりになっちゃダメだよ?
何で?
主任はあぶない。
何が?
いいから、僕の言う事聞いて、
?、わかった。
こんな時、ユノは本当に、無垢な子供のような顔をする。
わかったって言ったけど、意味は絶対わかってない。
不安にかられながら、二人を見送る。