洗面所こっちです。手を洗ってうがいしてください。はい、コップとタオル。トイレは隣ですから勝手に使ってくださいね。
終わったら、リビングのソファーで休んでてください。
あ、あのさ、
はい?
気持ちはありがたいんだけど、俺あんまり食欲ないから、
薬膳粥。
ん?
食べないと食後の薬飲めませんよ?お粥作りますから食べれるだけ食べてください。
、、、ありがと、
じゃ、すぐですからちょっと待っててくださいね。
そう言って、チャンミンはキッチンに入って行った。
つけてあったテレビをボーっと見てると、
ユノさん、出来ました。
テーブルにどうぞ。
誘わられるまま、テーブルに着く。
熱いので気をつけてくださいね。
小さな一人用土鍋の蓋を開けると、美味しいそうなお粥が出てきた。
美味そう、
チャンミンは食べやすいようにお椀によそって、
はい、どうぞ。
フーフーして、一口。
ん、美味い!
チャンミンは満足そうに微笑んで、よかった、と呟いた。
けど、やっぱり全部は食べきれなくて、
ん、ごめん、もういいや、御馳走さま。
気にしないでください。少しでも食べたら体に栄養が補えますから。
はい、薬です。
白湯と共に薬も出してもらう。
ん、ありがと。
薬を飲んで。
ああ、久しぶりにご飯を食べた気がする。
ありがとな、チャンミン。
いいえ。
じゃ、俺、帰るから、
立ち上がったものの、足元がおぼつかない。
大丈夫ですか?
無理しちゃダメですよ。
いや、大丈夫。
これ以上迷惑かけられないし、
ダメです。
泊まって行ってください。
えっ?
パジャマ、出しますから着替えてください。ベッドルームこっちです。
えっー?俺、今日会ったばかりの奴ん家に泊まるのか?嘘だろ?動けないでいると、
ユノさん、歩けますか?
大丈夫ですか?
心配するチャンミンに、ベッドルームに連れて行かれ、俺は休ませてもらう。
えっ?えっ?えっ?
いろいろ考えたけど、結局、また俺は高熱を出し、うなされる。
時々、チャンミンが様子を見てくれていたようで、途中で解熱剤を飲まされた。
ありがと、悪いな、チャンミン。
心の中で思いつつ、俺はベッドの中で動く事が出来なかった。