帰り道ですから気にしないでください。
病院の駐車場に着く。
じゃ、ありがと。
あの、
ん?
帰りはどうするんですか?
方向違うけど、俺もこの道沿いのマンションだから近いんだ。歩いて帰れるから。
わざわざありがとな。
そうそいつに言って、俺はそのまま病院に入った。
受付で少々待って、診察。
最近食欲無くて食べてなかったせいか、体が弱り切ってるらしい。
点滴を受ける事になった。
今からじゃ診察時間越えませんか?
そんな事、患者の貴方が気にしないでください。時間かかりますから眠ってていいですよ。
眠りはしなかったものの、寝転んで体を休ませてもらうのはありがたい。
点滴が終わると正面玄関は閉まってて、裏口から帰らせてもらう。
薄暗い中。
裏口に一番近い駐車場に、見た事のある車。
運転席から人が出てくる。
終わったみたいですね。乗ってください、ユノさん。
チャンミン?何でお前、帰ったんじゃ、
どうぞ?
帰りましょう。
俺を車に乗せると、チャンミンは俺のマンションとは逆方向に走り出す。
どこに行くんだ?
僕のマンションです。
チャンミンの?何で?
買い物から帰って来たら、正面玄関が閉まり始めて慌てましたよ。もう帰ったのかと思って。看護師さんに聞いて外で待ってました。
だから、何で、
病人を一人で帰らすわけにはいきません。
何でチャンミンの家に行くんだ?
自分とこのキッチンじゃないと勝手がわかりませんから。
キッチン?
夕食作りますから食べてください。
一人暮らしなんでしょう?
夕食作るの大変ですから。
食べないと治らないですよ?
、、、面倒見がいいんだな、、、。
俺はそのまま今度はチャンミンの家に連れて行かれる。