チャンミンは何かを考えているようだし、俺も運転に集中した。
駐車場に車を止める。穴場的なスポット。見に来てる人は少ない。
少し歩くけど、大丈夫か?
うん。
母さんに持たせてもらった軽食、飲み物、ブランケットが入ったリュックを背負い歩き出す。
少し急な坂道。
大丈夫か?
うん。
もう少しだ。
うん。
上まで登ると平地になり、所々に皆んな日が昇るのを待っている。
まだ少し薄暗い中、シートを出して二人で座る。
寒くないか?
少し。
俺はブランケットを出してチャンミンに掛けてやる。
側に寄ってもいい?
いいよ。
二人で体を寄せ合う。
ユノ、
ん?
今だけでいいから、
何?
今だけ、
?
肩を抱いて?
ん。
昔は、当たり前のように自然としていた事が、今の俺には辛くて、でも、
ユノ、こっち向いて?
チャンミンは、俺の唇に、自分の唇を重ねた。
チャンミンが、ゆっくり離れて、びっくりして目を見開いたままの俺に言った。
一生の思い出にする。