最近、ますます暗い顔のユノ。
僕は、見てしまった。個展でのユノとユリさんを。
それからのユノは、僕の前では普通にしてるつもりだけど、一人で何かを考え込んでいる。僕に、相談するつもりもないらしい。これじゃ、海にいた頃のユノと同じだ。僕から、切り出してみる。
ユノ、どうしたの?
何、が?
何かあったんじゃないの?
別に、何も。
嘘、いつも何か考え込んでるでしょう?
別に。
僕には、話せない事?
…、チャンミン。
何?
俺の事、いつ、描くの?
えっ?
俺、仕事、してない、よな。
僕はユノを描きたい。その気持ちは変わってない。
じゃ、何故、描かない?
本当のユノが分からないからだよ。
本当の、俺?
今みたいに何か隠されると、表情に出るんだ。そんな暗い顔のユノを僕は描きたい訳じゃない。
…、そっか、…、じゃ、俺、帰って、いいか?
帰るって、何処へ?まさか、あの海に?
…。
どうして?やっぱり、何かあった?話したくないなら、話さなくてもいい。でも、僕はユノを…。
…?
好きだよ、ユノ。ずっと一緒にいたいんだ。
目を反らすユノに、僕は拒否された事がわかって、悲しくなった。
僕じゃ、駄目なんだね。僕じゃ、あの人の代わりになれない。