最近、成年後見制度を利用しなければならない案件があった | 北海道苫小牧市から発信!「不動産売却ときどき日常」ブログ

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「成年後見人」――名前は聞いたことがあっても、

実際に制度を使うとなると、そのハードルの高さに驚かされます😓

書類の準備、手続き、申請後の報告義務、かかる費用…。
しかも、高齢化社会が進む今では、避けて通れない課題です👴👵

でも実際にやってみると.... 
「成年後見制度の申請には、驚くほど書類と手続きが必要、、、」


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「お金をおろしたいだけなのに…」
「土地を売りたいだけなのに…」
――それが簡単にはできないんです😣

銀行の口座は凍結、不動産の売却も家庭裁判所の許可が必要🏦
「意思能力が低下した」というだけで、財産は動かせない状態になります。


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親族が後見人になると、もっと大変💦

「裁判所への報告義務や監督も大きな負担~」

「家族が後見人になれば大丈夫でしょ?」
と思われる方も多いですが…

実はそれもかなり大変💧
報告書の提出📄、財産目録の作成📚、使途明細の管理💻――
弁護士や司法書士が通常やっている仕事を、一般人がこなすことになるんです。

もちろん、親族が行えば報酬は不要なケースもあります。
でも、その代わりに大きな事務負担と責任がのしかかります⚖️


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判断能力の低下は突然やってくる⚡

「まだまだ元気だから大丈夫、その油断がある日突然の対応を難しくする」

「うちはまだ元気だから…」
と思っていても、ある日突然の入院や事故、認知症の進行などで
判断能力を失ってしまうことは珍しくありません。

そのときになってから準備しようとしても、
すでに手遅れのケースもあります😢


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成年後見制度の背景にあるもの📘

「成年後見制度の背景にあるもの」

本来この制度は、本人を守るためのもの👤
悪徳業者との契約を取り消したり、財産の使い込みを防いだり、
その目的は尊いものです✨

ですが、現実には費用も手間もかかり、
ご本人の財産を自由に使うことも難しくなってしまうケースが多いのです💸


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選択肢としての「家族信託」も👨‍👩‍👧‍👦

「備えるという選択肢」

近年では、「家族信託」という選択肢も注目されています🌱

こちらは、元気なうちに財産の管理を信頼できる家族に託す仕組み。
後見制度と違って柔軟な運用ができ、
不動産の貸し出しや修繕、売却、贈与なども可能です🏠

もちろん、契約時にはまだある程度の判断能力が必要ですが、
将来に備えた“前向きな準備”として、とても有効です📑


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他人の意思決定を背負う重さ🧠

「それぞれの制度にメリットと注意点。それぞれに合った方法を選ぶことが大切」

成年後見制度は、本人を守るための大切な制度です。
ですが、制度を利用するということは、誰かが“本人の意思”を背負うこと。

お金の管理、契約の可否、財産の使い方――
これらを第三者が責任をもって決断する重さは、
想像以上に大きなプレッシャーとなります😔


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👣これからの時代、誰にとっても“他人事ではない話”です。
「うちはまだ大丈夫」ではなく、「今のうちに準備を」と考えることが

後悔しない人生設計につながるかもしれませんね✨