▼母親のうつ病に心を痛める女性へ贈る言葉【心屋仁之助塾】はこちら。
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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。

今回は、「不登校の息子を心配しすぎてしまう」という、お母さんに、心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。

心屋塾上級認定講師の、うつ・心の病をテーマに活動しています サトーマサトです。

最近不登校などに対して、教育現場と医療現場が連携して早期に介入、支援する傾向にあります。しかし、かえって自分の子どもが発達障害、学習障害、精神疾患の疑いがあると専門家から告げられ悩んでしまう…そんな親御さんが増えています。

精神医学の専門家に診察を受ければ、何かしら精神疾患であると診断名がついたり、疑いがあると告げられます。しかし、その診断は「その専門家の、その時の見解」にすぎません。あまり重く受け止めない方が良いでしょう。

この場合、単に思春期の男の子によくある「反抗期」だけなのかもしれません。そもそも息子さんは なぜ不登校になったのでしょう? 息子さんが病気だからでしょうか? いいえ、きっかけとなった出来事があるはずです。息子さんも何か事情があって不登校になったのではないでしょうか? 学校に行けなくなった「息子さんの気持ち」をまず理解してあげるのが良いでしょう。年頃の息子さんですから、父親の方が本音を喋りやすいかもしれませんね。

解決のための考え方は基本的には一緒で、お母さんがいかに息子さんを信頼し見守ることができるか… だけです。

心配し、精神科に連れて行ったところから問題が大きくなってませんでしょうか?

お母さんが息子さんを心配し、更生させようとすればするほど、息子さんは「僕は異常なんだ」「親からも変と思われている」「ダメな息子なのだ」と思うようになるのです

親の心配を、子どもは「愛情」としては受け取りません。単に「親からの監視」と受け取ります。

お母さんは息子さんをみていると、ご自身の劣等感・コンプレックスが刺激されるのです。だからつい「心配」してしまう。しかし、この「心配」が問題を大きくしています

お母さんの「人の目が気になる」「他人の意見に左右されてしまう」「自分のやっている事に自信がない」… が問題の根本だったりします。

お母さんへの魔法の言葉は、

「誰がなんと言おうが、私の子だから大丈夫」

です。

息子さんの行動を見て、気持ちがザワザワした時につぶやいてみて下さい。この言葉がしっくりした時に、お母さんの心配も消え、息子さんの行動もずいぶんと変わってくるはずです。