11/23 橘小竜丸劇団鈴組@南平台
お外題【喧嘩屋五郎兵衛】
配役
喧嘩屋五郎兵衛:座長 橘鈴丸さん
伊之助:たちばな千夏さん
八百源:桜木英二さん
お糸:たちばな朱音さん
喧嘩屋 子分:たちばな佑季さん
たちばな三倖さん、橘亮ノ丞さん
兄 朝比奈親分:太夫元座長 橘小竜丸さん
※順不同、配役名は当て字です※
大衆演劇ではポピュラーなこのお外題ですが
わたしは初見でした。
話の筋を全部書いているのでネタバレしてます!
その上長いです!まとめられないんです。 涙
暇やな〜って方は是非ご覧下さい。 笑
序幕では八百源が喧嘩屋五郎兵衛の元に
縁談話を持ち込む。
なんでも、朝顔見物に行った際に喧嘩屋一家が
男から絡まれているお糸を助け、
五郎兵衛のきっぷくの良さに惚れたとのこと。
しかし、五郎兵衛の顔半分には大きな
火傷の痕があり、そのせいか恋愛に臆病に
なっていた五郎兵衛は話を持ち込んだ八百源に
「間違いはないか?」と尋ねたところ
「間違いはない」と八百源が言い自分の首かけ
約束をする。
五郎兵衛は仕度金を伊之助に渡し、
お糸の元まで走らせる。
その時にお糸が五郎兵衛と伊之助を
間違えたことが判明する。
なんと、伊之助はお糸を助けた際に
親分五郎兵衛の良い噂を少しでも広めようと、
自らを喧嘩屋五郎兵衛と名乗っていたのだった。
首をかけ約束をしてしまった八百源は、
半ばヤケクソになり酔ったフリをして
仮祝言の場に行く。
そこで五郎兵衛に間違えだったことを打ち明け
その上五郎兵衛のことを「人三化七」などと罵り
五郎兵衛の怒りは頂点に達し八百源を
叩き切ろうとするも兄 朝比奈に止められる。
朝比奈は五郎兵衛に人三化七と言った八百源に
どうしてこのような火傷を負ったのか説明をする。
その後五郎兵衛に「金と鉛の取り違えはするな」
「滅多なことはするな」と釘を刺し立ち去る。
ここから五郎兵衛にある感情がふつふつと
湧き始める。
この時の五郎兵衛の後姿からは明らかに
“怒り” “哀しみ” “憎悪” “劣等感”を感じました。
刀を握り締め、泣く五郎兵衛の泣き声だけが
悲しく会場に轟く。
そこに伊之助が現れる。
その瞬間泣くのを止め、伊之助は五郎兵衛に
頭を下げ謝る。
最初は自分を責め続けていた五郎兵衛だが
謝り続ける伊之助の異変に気付きそこで伊之助は
前から人間違えだったのを知っていたことを聞く。
その瞬間ふつふつと少しずつ湧き上がっていた
怒りが爆発し、殺意に変わる。
「おのれエエ面しとるなあ・・」と薄ら笑いを
浮かべながら言ったのには正直ゾッとしました。
そしてその後、五郎兵衛の怒りを買った伊之助は
蹴る、殴るを繰り返されても「申し訳ありません」と
言い続け、一騎打ちを申し込まれても
「この小汚ねえ命で許してもらえるなら・・・」と
言える伊之助の真っ白な忠誠心が凄かった。
わたしだったら絶対殴り返してる 笑
それに反して、憎しみで黒ずみ始めている
五郎兵衛の心。
終幕の決闘場面での伊之助の自害には
あっけなさすら感じるくらい潔さでしたが
そこが伊之助の覚悟の強さなんだろうなあ…と
思いました。
恋慕の狂いとなり幼い頃から仕えてきた伊之助を
自害に追い込んだ五郎兵衛。
正気に戻り伊之助に手を合わす。
刀に写る自分の醜い顔を見て
自分の犯してしまったことを悔やみ自害。
子分たちは止めてくれと朝比奈に頼むが
朝比奈は止めず、背を向けるのですが・・
この時の朝比奈の表情と五郎兵衛の呻き声が
相まって、目を背けたくなってしまうくらいでした。
そして息も絶え絶えの五郎兵衛が
「あんちゃーん・・!!!」と叫ぶのですが
そこでもう、涙が・・・
ですが、ぶわっと泣くわけではなく、
つーっと涙が流れる感じ。
朝比奈も応えようと必死に手を伸ばしますが
届かず・・絶命。
五郎兵衛が亡くなり、自分の袴を五郎兵衛に
掛けようとしますが、止め伊之助に。
そこも兄 朝比奈の優しさかな・・・と。
最後に朝比奈が横たわる五郎兵衛を抱き起こし
「今日の今日まで腹の底から笑ったことのない
男だった。あの世では・・」と言い五郎兵衛の名を叫び
幕は閉じる。
なんだろうな、、終演後しばらくポカーンとしてしまう
この心を掠め取られる感じ・・。
「金(伊之助)と鉛(お糸)の取り違えはするな」
朝比奈が言ったこの言葉を五郎兵衛が
聞き入れられる余裕があったらこんな悲しい事件は
起きなかったんだろうな・・と思うと人の心の脆さを
改めて痛感しました。
いやーーーーーーー、、
良いお芝居でした!!大満足!!!
こういうガッツリ芝居好きです。
以上!
最後までご覧下さった方ありがとうございました♪
(はたしていらっしゃるのかしら? 笑)