ちろりん♪
スマホが鳴った。
「こんな夜中に誰だろ...」
ー新しい友達から追加されましたー
「ん?新しい友達?誰だろ」
五十嵐あさひ
「あさひだよ、よろしく」
あぁあさひ...あさひ?!あさひ君?!
なんで?!え、どーしよう。
なんて返そうかな..
橘舞
「こちらこそよろしくね」
これでいっか...
次の日
「舞!おはよ~」
「おはよ!悠里!その人誰?」
「あぁ~私の彼氏?」
「か、彼氏?!ほ、ほんとに?!」
「ちょっとーそんなに驚かないでよー
嘘です~ただの野球部員!笑」
「もー冗談きついよ~笑」
「それひどくなーい?笑」
「どうも!赤城桂です!よろしく!」
「あ、どうも...よろしく」
いかにも野球部って感じだ。
「桂はあさひと仲いいの!
それでさ、昨日の事話したら珍しい!
どんな子か見てみたい!とか言うから
連れてきちゃった~ 」
「あ、そーなんだ。って何話してるの!」
「いや~確かに可愛いな!」
「でしょ?私の自慢の親友~」
「もーやめてよ悠里!
もう、早く行くよ!」
少し恥ずかしかった。
「そんなに恥ずかしがらないでよ~」
キーンコーンカーンコーン
はぁやっとお昼だ~
さぁ、お弁当べんと...チロリン♪
「ん?誰からだ?」
五十嵐あさひ
「今から体育館これる?」
あさひ君?!今からってなにするの?
橘舞
「わかった、今いくね」
とりあえず行ってみよう。
何故かわからないけど少し緊張する。
「あさひ君、どうしたの?」
「よ、まぁ隣座って」
「あ、うん」
なんでだろう凄くドキドキする。
「腕、まだ痛む?」
「まだ、ちょっとね、でも大丈夫だか..」
「大丈夫じゃない。」
「え?」
「大丈夫じゃないだろ。
大丈夫じゃない時は大丈夫じゃないとか
痛い時は痛いって言った方がいい。」
「昨日からずっとそうだ」
「あ、うん、ごめん...」
「少なくとも俺の前では
素直でいてほしい。」
「え?」
一瞬驚いた。
「あ、いや、その、その怪我は
俺のせいだから...」
「あ、そっか、うん、わかった」
そーだよね、だからだよね。
「てかその怪我気づかないとか舞って
意外とドジなんだな笑」
「へ?ドジじゃないし!笑」
「もともとはあさひ君がぶつかるから
こーなったんでしょ!笑」
「笑笑」
「なに笑ってるの笑」
「素直になってくれた。」
「ん?」
聞き取りにくかった
「あさひでいいよ」
「え?あ、、、わかった!」
「じゃ、先教室戻るわ」
「うん、後で」
なんだろこの胸のドキドキは
こんなの初めてってくらいドキドキした。
帰り道。
今日の事を悠里とまたついてきた桂に
話した。
「え!」
「え!」
「それって恋?!」
悠里と桂は口を揃えて言った。
「ちょっとうるさいよ!
恋じゃないから!」
「いやいや、それは恋だって舞!」
「そーだよ!きっとあさひは舞ちゃんの事
好きなんだな~」
「ほんとにそれはないから!
ただ怪我させちゃったから気にかけてく
れてるんだと思う。」
我ながりにほんとにそう思った。
「舞、自分の気持ちに素直に聞いてみて
私はあさひが好きなのかって」
「な、なにいってるの悠里!
そ、そんなこと聞かないよ!」
「もー素直じゃないな~」
素直。か...
「あ、明日から野球部の練習始まるから
しばらく一緒に帰れんけど、また話
聞きにいくでね!」
「その時は 俺も!」
「はいはい、頑張ってね!」
「うん!」
「おう!」
「じゃ私こっちだから!
桂は?」
「俺もこっちだけど?」
「あれ?桂こっちだった?」
「そ、そーだよ?」
「あっそ、じゃ私と桂こっちだから!
気をつけてね !舞!」
「うん!わかった!また明日!」
2人は一緒に帰っていった。
後ろ姿がほほえましかった。
「人の事より自分達の恋に素直になれば
良いのに~」
独り言をボソッと言った。
「素直って私素直じゃないかな....
自分の気持ちに素直に聞いてみてる。
か...」
「私はあさひの事がす...」
「そんなわけないかっ」
明日からさみしくなるなと思いながら
私は帰った。

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