娘の恩師が亡くなった。
悲しすぎて娘になんて言って
やれるのか。
何も言う必要もないか。
ただ、悲しい。60代では若すぎるし
お世話になりましたと伝える
間もなかった。
娘を連れて高校を初めて訪れたのは
娘がまだ中学2年だった。
夏休みの部活を体験させて
貰い、娘にこの高校に入るのだ
と言うことを刷り込みしたかった。
先生は娘を中学3年と勘違いした。
そりゃそうだ。中学2年での都立高校の
部活体験なんてあまり聞かない。
中学3年の夏休みには練習試合にも
参加させて貰った。
娘は他の高校入試も考えて
少し違う高校も見に行ってみたが
やはり大泉に心を決めて入学した。
春休みから部活に参加させてもらい、
入学式には既に同学年の仲間と
仲良くなっていて、入学式の後
部活に参加していた。
その姿を頼もしく眺めながら
自分一人で先に家路についた。
先生はいつでも笑顔でそこに
いた。娘は卒業しても高校の
合宿に参加するほど、自分の
居場所として先生のいたバスケ部に
赴いていた。
お世話になったのだ。本当に。
先生との出会いがあったから
娘の今がある。
心よりご冥福をお祈り致します。