なかなか年末らしいことが出来ていない。
買い物もまだ。関東の荷物さえきちんと
しまえていない。
年賀状なんてもっての他。
おまけに体調もちっとも良くならない。

とはいえ。

寝込んでいるわけではない。
仕事も練習も家事もやっている。
こなす、ではなく、自分なりに取り組んでやっている。


特に練習はこの寒さの中、子供達の体を冷やさぬよう、
考えながらやっている。

まあ、いいか。


何もかも完璧になんて出来るわけがない。
燃え尽きていいのならそれまでだが
いかに長続きさせることか、ということが
この年齢なら大切なのかもしれない。



こなさない。
当たり前のことは当たり前に。
観察。
チャレンジ。
感謝。


この五つを練習の要として掲げた。
それは自分の日常生活の中でもきっと
大切なこと。


こなす、ということは、済ますということ。
積極的に物事に取り組む姿勢とはいえない。
だから練習メニューはこなさないで欲しい。
例えストレッチでも意識してやってほしい。


当たり前のことは当たり前に。
強いパスを確認して出すことや、丁寧なシュート、
スクリーンアウトなど、ちっとも珍しくて
斬新ではないことはきちんと当たり前にやる。


観察すること。
相手チームや仲間の様子、審判さえも観察すれば
打つべき手が見えてくる。
試合観戦もしっかり観察すれば参考にすべき
ナイスプレイをまねることも出来る。


チャレンジも大切。
失敗を恐れずどんどんチャレンジしてこそ
それが出来た時の達成感にも繋がるし
物事への取り組み方の面白みが出てくる。


感謝。
子供だからといって保護者が保護して
面倒みてくれるのが当たり前と思わず
バスケや生活を支えてくれている保護者に
感謝の言葉を伝えよう。


そんなことを子供達に冬休みの練習始めに
伝えた。
小学一年生から六年生まで、この言葉を
どれほど真剣に理解してくれたものか。


精神論は延々と繰り返ししつこく伝えても
しょうがない。むしろプレイをしっかり
指導すれば子供達に伝わるものがある。
そうは思っているけれど、折々に触れて
やはり言葉でも伝えていきたいこともある。



五つの大切なこと。これは自分の
生活やチームの指導、審判や仕事にも
通じることだろう。


特に観察や感謝などはつい忘れがちなこと。
こなさない、という意識は今回の関東大会で
結構念頭に置いて行動したつもりだ。
それでも結果に結びついているかは不明。



有言実行のこの場を活用して
新年に臨みたい。