大学病院でカウンセリングを受けられる病院の紹介状を書いてもらったにもかかわらず、8ヶ月待ちと聞いて断ってしまった私だが、その事は家庭訪問に来た担任H先生に伝えていた。

H先生は学校に戻った後、学年主任のK先生と校長先生にこの話をきちんと伝えていたようだ。

学校側でもどうにかならないかと模索した結果、小学校の校長先生が進学先の中学校(息子の学校)の校長先生に打診して、中学校のスクールカウンセラー(SC)を受けられる事になった。


3学期が始まって2日目、息子は4校時目から登校したが、部活はせずに帰宅。
娘は朝から起きていて、比較的元気に見えたのだが、学校に行くかどうかの話をすると、
「耳が痛い」と言って、両手で押さえた。
無理に学校に行かせても良いものか悩み、この日は欠席させる事にした。
小学校に欠席連絡を入れ、午後に中学校のSC面談があるので、その後立ち寄る事を伝えた。
実は小学校と中学校、道を隔てた目と鼻の先…。
教員の駐車場も共有で使っているのだ。

午後娘を家に残し、中学校のSC面談に向かった。
ここ2ヶ月程の娘の様子を伝えると、
「娘さん可哀想。ハイパー過敏症だよ。今の状態で学校に行くのは難しいよ。」と言われた。
ハ、ハイパー過敏症って??
過敏症の更に上を行くらしい…。
『思春期性外来』というところで診てもらうと良いと言われ、病院を教えてくれた。
紹介状の病院より、更に遠い病院だっだ…。

この話を踏まえて、小学校に今後の相談に行った。
対応してくれたのは、担任H先生と学年主任K先生だっだ。
過敏症の話を伝えると、小学校側でも状況をわかってくれて、
「まだ学校に来るのは難しいね。ゆっくりでいいよ。最後にみんなで卒業しよう‼」と言ってくれた。
学校に戻れるようになるために、やるべき事ややれる事を増やしていこうと言われた。
具体的には…
①車に乗る
②学校の駐車場まで行く
③学校の校門まで行く
④学校の保健室まで行く
行けたらいいな、まず外に出てみよう、少しずつ学校に近づいてみよう‼
「娘ちゃんは今とても苦しんでいる。動画依存症かもしれないけど、今は無理矢理取り上げてはいけない。」とアドバイスをくれた。

その夜娘と話をした。
感覚過敏症の症状が強く出ている事を伝え、症状緩和の為に『耳栓』と『ブルーライトカットの眼鏡』を使用してみる事になった。
SCさんが教えてくれた病院も遠いが、娘が行ってみると言うので、明日連絡してみる事にした。
無理のない範囲で目標を定め、紙に書かせて貼った。
目標:外に出る時間を増やすため、なるべく一緒に散歩をする