大阪の橋、第一弾は天満橋。
市内中心部を流れる大川に架かり谷町筋~天満橋筋を通す。
この橋から下流に架かる天神橋・難波橋を含めた3つの橋は、江戸時代以来、特に重要な交通の要衝であった。この三橋は浪華の三大橋と呼ばれていたそうだ。
1970年に交通量の増加により新たな橋が建設された。在来の天満橋の上に重ねるようになり、写真のような二重構造になっている。大阪府内では珍しいようだ。
南側は上町台地の北端に位置しているため、谷町筋から入ると地平の道路は坂を下って橋を渡るが、増設された高架橋はアプローチが長く取られていて、高低差をあまり感じないうちに見晴らしの良い川の上に到達する。
大川河川敷は、桜の名所となっていて時期になると橋の上は多くの人でごったがえす。最後の写真はその時に撮ったもの。
上流には寝屋川の合流地点、さらに下流は堂島川と土佐堀川に分流していき、橋の多い街大阪を象徴する風景が広がる。
ここも桜と水と橋とが、優雅な景色を奏でてくれる。
大阪府大阪市中央区/北区
形式:カンチレバー式プレートガーダー橋
橋長:151m
幅員:19m
開通:1935年(昭和10年)12月