ハン・ヒョジュとチュ・ジフン、ビジュアル的には韓ドラ界最高峰の組み合わせなんじゃないかと。
私的には、それに尽きるドラマでした。
というのも、「近未来」SFドラマというのが苦手ジャンル。今の日常と地続きの世界でいびつに進んだ一部だけが映像化されるのに、乗り切れないんです。
「支配種」も近未来なテーマ設定がありますが、 私はひたすらチュ・ジフンを愛でてました。そして、それだけで十分満足
だって、チュ・ジフンが警護人となって、ずっと守ってくれるんですよ。
チュ・ジフン、ザ・いい男。
私はハン・ヒョジュのファンですが、今回は役柄のシャープさに対して、ちょっと身体を絞りきれてない感じ? そのせいかサイズ感があってない衣装がいくつかあった(大きすぎてもっさり見えた)のが少し残念でした。
でも、長身のハン・ヒョジュは、チュ・ジフンに並ぶと映えますし、惹かれ合っているのに互いの立場も慮って想いを口に出せない大人の男女、というのもまたよし(ハン・ヒョジュ単体なら、「ハピネス」でカッコよく戦う姿の方が好きかも)。
とにかく、チュ・ジフンありきのドラマでした。私がプロデューサーなら、小難しいテーマは言い訳で、チュ・ジフンで「ボディガード」が見たい、その一念で実現した企画だと思うくらい。
ケビン・コスナーを余裕で超えてたんじゃないでしょうか(昨日のポッドキャスト番組でコスナーがホイットニーへの弔辞の話をしたらしく、ニュース記事がフィードされてきました。すごい偶然!)
お茶目な役から悪役までちょっとトリッキーな役が多いチュ・ジフンですが、今回はひたすら寡黙に、正統派イケメンぶりを見せてくれます。
スーツやコートをかっこよく着こなしつつ、ある時は素手で、ある時は銃で、次々と敵を倒していく姿にほれぼれ。まさに眼福(どんなにポロポロになっても、それもまたよし)。
議論噴出のラストシーンについては私もネガティブな意見ですが(だって、辻褄合わなさすぎ。ファンタジーじゃなくSFなのに)、チュ・ジフンを堪能したので、目くじら立てないことにしました。
むしろ、ハン・ヒョジュ率いるBF社の幹部たちが科学者・研究者マインドのままで、経営権とかお金とかを巡って争ったりせず、自分たちの研究成果を守るために(非腕力系なのに)銃をものともせずに必死で戦う姿に、ちょっと感動しちゃいました。