「逐玉」を見るはずだったのに、なぜか「君子盟」を見てました。U-NEXTに来てかなりたちますが、なかなかタイミングが合わなかった作品。


架空の王朝を舞台に、若き官僚と貧しい書生が様々な謎に挑むミステリードラマですが、

そのブロマンスな設定が当局のBL狩にあって、かなりの編集の末にようやく日の目を見る見た作品、と聞いた記憶が……


どんなに(表現がはしたないですけど)エロいドラマかと期待しちゃいました。だって、ソン・ウェイロンが主演ですよ。「働く女子流ワタシ探し」(Netflixで見れます)で撮影時は未成年だったとは思えないツワモノぶりを発揮し、名作「家族の名において」ではその病んだイケメンぶりで強烈な印象を残した彼ですから。


とはいえ、私がこの作品を見たかったのは、ダブル主演のジン・ボーランが理由。


大好きな史劇「鳳凰の飛翔」でヒロイン役を演じたニー・ニーは、キレイで颯爽としてカッコいいのですが(最近は更新ないですけど、インスタではさらっとシブい日本映画おすすめしたりも)、その彼女が過去に交際していたのがジン・ボーラン。


ニー・ニーの恋人だったなら、きっと才能にあふれた男前に違いないとずっと気になっていたわけです。



ほら、この美しさ。白皙(はくせき)の貴公子という言葉が数十年ぶりに頭に浮かびました。


敵国に通じたとして死罪に処せられた父親の冤罪を晴らすために官僚となり、着々と出世していく計略家でありながら、生来の育ちの良さや明朗さは隠せない蘭珏(らんかく)という人物を魅力的に演じます。


このジン・ボーランの前では、ちょうど10歳下のソン・ウェイロンは力負け? 長身に整った顔立ちは相変わらずですけど、驚くほど普通。


そのせいか、二人の間に警戒が必要な、あやうい雰囲気は全然感じられないわけです。拍子抜け?


後半に蘭珏の旧友が登場して、ようやく一種の三角関係的な緊張感が生じますけど……


とにかく蘭珏は同性にモテモテ。親友として、配下として、身の危険も顧みずに尽くす男たちが次々と登場します。


そんなひとりが、王硯(おうけん)。重臣の息子で、刑部(今で言う警察)の役人ですが、時に危ない橋を渡る蘭珏を陰日向に助けます。


後半は出番が減って残念なんですが、見た目も中身も男前な好男子。

演じるホン・ヤオは、なんと瓔珞〈エイラク〉のウー・ジンイェンの旦那さま。「瓔珞」では嫌われ者の親王役でした。結婚のときは本国では格差婚とか散々な言われようだったようですが、本作を見たらウー・ジンイェンが惹かれたのも納得。

韓ドラ界だと、パク・シネとチェ・テジュンのカップルもそうですが、妻の方が売れっ子という俳優カップルを見ると、旧来の夫婦像に縛られない感じが清々しいわ〜と思ったり、

ニー・ニーとジン・ボーラン、カッコいいカップルでお似合いだったのにな〜(ニー・ニーのファンになった時には既に別れてましたけど)と残念がったりと、

オカルト風なストーリー展開にいまいち乗り切れなかったせいか、雑念ばかり浮かんできた、色々惜しいドラマでした。