Netflixの「逐玉」が話題ですね。さすが、Netflix。ジャン・リンホーがイケメンなのは否定しませんが、同じジャンでもワンイー推しの私。
ここしばらくは、U-NEXTでようやく見放題になった「安寧録」を見てました。

ヒロインは名門である羅家の嫡女、宣寧(イーニン)。幼い頃に母親を亡くし、父親の側室の陰謀によって別邸で育ったが、祖母の還暦祝を機に本邸に戻ることに。そこで、庶子の兄、慎遠と再会し……というお話(以下、一部ネタバレしてます)。
慎遠を颯爽と演じるジャン・ワンイーを楽しんでいるうちに完走しましたが、うーん、脚本の出来が残念。
ヒロインが幼い頃に側室を流産させたという濡れ衣で本家から追い出されるエピソードから「墨雨雲間」とそっくりという批判もあるようですが、私はあまり気にならず(本国での放映タイミングを考えると偶然の一致?)。
私はむしろ前半3分の一くらいが、女同士で「側室のくせに図々しい」「嫡女なのにひどい扱い」という応酬がメインなのがツラかった……
当時の社会を考えると仕方ないんでしょうけど、男社会が作った制度に乗っかって、女同士がいがみ合うという設定にうんざり。
側室は宣寧と対立しますが、自分の生き残りと、庶子である子供たちの将来のためになりふり構わないのは、理解できなくはないですし。
宣寧の出生の謎についても、実は羅家よりも名門の嫡女でした、というのもなんだかな〜。
宣寧がどんな身分でも慎遠の愛情に変わりはなかったと思いますけど、名門の嫡女と嫡男(慎遠は宣寧の計略で嫡男に昇格済)でめでたし、めでたしというのはちょっとお手軽過ぎ。
それに、過去の宣寧のエピソードが、けっこう早熟かつ魔性で、脚本が彼女をどんなキャラクターに設定しているのかよくわからない。
本邸に戻ったときでさえ、ことあるごとに「まだ子ども」と言われる宣寧ですから、この時何歳だったのか……年上男を手玉に取る才能、恐るべし?
なので、堅物の慎遠なんてイチコロ。兄と信じてのこととはいえボディタッチ全開の宣寧に、ドキドキしてますから。
と書くと、ヒロインが嫌いなのかという感じですが、演じるレン・ミンのペルシャ猫みたいな甘過ぎない顔立ちが、このぶれぶれのキャラクターの好感度を上げていたと思います(キュートな感じの女優だとあざとすぎたはず)。
そして、ヒロインを一途に大切にする慎遠は、華ドラ時代劇の男主らしく懐が深い。
韓ドラ時代劇だと、二番手男はたいていヒロインを片思いして、陰日向で見守る存在で、そんな気持ちを知ってか知らずか、ヒロインは男主に出会って初めて恋を知るわけです。
華ドラ時代劇では、けっこうな確率で、男主はヒロインの2度目の恋の相手なんですね。明蘭や瓔珞、独孤伽羅の初恋は儚く終わり、「夢華録」や「墨雨雲間」のヒロインは恋人や夫に手ひどく裏切られますから。
私が華ドラ時代劇にハマったのは、このあたりが理由かも〜、というのが「安寧録」見ながら考えたことでした。

