昨年(一昨年?)の話題作「財閥の末息子」をようやく視聴。ソン・ジュンギの出演作には食指が動かないのですが、イ・ソンミンが好きなので(「未生」は、私の韓ドラベスト作品のひとつ)気になってました。


評判通りの面白さ!財閥のバカ息子たちを追い詰めていくテンボのよさに、転生含め大小様々な伏線の回収も見事。そして、イ・ソンミンが百想の主演男優賞も納得の熱演、怪演でした。


でも、やっぱりソン・ジュンギにはハマらず。キャラクター的には、(スニャンの一族側から見た)取り澄ました小憎たらしさも含めて、ハマっていると思いましたが。


ソン・ジュンギの魅力が、私のレーダー圏外なんです。「ヴィンツェンツォ」よりも前の代表作というと、「優しい男」や「太陽の末裔」でしょうか。悪い男(のふりをした善良な青年)や強くて頼もしい軍人を演じて、韓国で大きな人気を集めました(私が完走したのは「優しい男」のみ)。


色白の美肌に柔らかな顔の輪郭、マシュマロのようなイメージとのギャップに、見ているこちらが照れくさくなってしまう(ギャップ萌えする人がいるのはわかるんですが)。


「優しい男」の遊び人風のスーツ姿や「太陽の末裔」のサングラスなど、コスプレっぽく感じてしまうんですね。なのに、本人が「決まってる」と思ってそうなところが居心地が悪い(私の勝手な想像なので、「似合わないけど役だから仕方がない」と思ってる可能性だってあるんですが)。


今回の庶民派お坊ちゃまの学生ファションやシリコンバレー風のカジュアルなビジネスルックは違和感なし。というか、十代の受験生として登場して(さすがに制服姿は厳しいでしょうが)違和感ないのがすごい。


ですが、実のところ、一番居心地が悪いのは、おでこの形なんです。もみあげから上方に向かって狭くなる生え際のラインが、気になって仕方がない。前髪を上げているときは、一種の怖いもの見たさでしょうか、ついつい生え際を目で追ってしまいます。私だけ?


(「優しい男」のときです)