視聴中のドラマが「私の夫と結婚して」だけでは手持ち無沙汰なので、Netflixで予備知識なしで「魅惑の人」を見始めました。


チョ・ジョンソクとシン・セギョンの歴史ものです。2人とも特にファンではないのですが、歴史ものが好きなんです。


チョ・ジョンソク演じる王弟(聡明で誠実だけど不遇)と、大臣の娘(賢くて美人だけれど無謀)のラブロマンスど思っていたら、第3〜4話はドラマチックな展開で惹き込まれました。


ソン・ガンホとユ・アインの映画「王の運命」を思わせる緊張感の中で、兄と弟の心理戦と政治の駆け引きが繰り広げられます。


ところが、その後が、私の苦手な男装女子ものが続きそうで、ちょっと停滞中。だって、シン・セギョンですよ。キュートというよりクールな美人ではありますが、比較的小柄ですから、男で通じる役はリアリティに欠けます。


ラブコメなら男装女子にリアリティを求めるのも野暮でしょうが、シリアスな本格歴史劇を期待していただけに、うーん。


そんなことを考えていたら、Netflix独占「鳳凰の飛翔」が3月1日で配信終了と知りました悲しい悲しい悲しい


「鳳凰の飛翔」は、架空の中国王朝を舞台とした中国ドラマ。


中国の歴史ドラマには、韓ドラファンにも知られている(多分)「琅琊榜」や「瓔珞」など名作が多いですが、「鳳凰の飛翔」もそのひとつ。衣装とセットの素晴らしさ(派手ではないのですが、お金がかかっているのがわかります)は、ちょっと群を抜いたクオリティです。


70話という話数には及び腰になりそうですが、中国ドラマは1話が短いので、韓ドラ換算なら40話強。「奇皇后」より短いくらいですね。


ドラマの後半、脚本がぶれるところが惜しいのですが、前半の出演陣の演技、緻密なストーリー展開は、私が見た韓ドラ・華ドラの歴史ものではベストのひとつ。


配信終了まで、できるかぎりリピート視聴します。よろしければ、是非。


「鳳凰の飛翔」は、私が唯一納得した男装女子ドラマでもあります。中国のトップ女優、ニー・ニーの清々しい青年ぶりは、惚れ惚れとしますよ。