「グローリー」が話題になっていたとき、いじめのドラマは見るのが辛いし、ソン・ヘギョか苦手なので、見ていませんでした。


ソン・ヘギョの場合、最近の役や作品選びから伺える若さや美しさへの執着心にたじたじとなってしまって、肝心のドラマに集中できないんです。


そんなソン・ヘギョが一皮むけたという評判だった「グローリー」。確かに、すっぴんメイクに地味衣装。


でも、イ・ドヒョンの「2歳年上」に見えると考える自意識はやっぱりすごい。彼女くらいのスター俳優になると相手役のキャスティングを左右できるはず(旬の俳優を選ぶ嗅覚はさすがですが)なので、私の頭の中では、

   ヘギョ「相手役はイ・ドヒョンがいいわ」

   監督 「若すぎませんか?!」

   ヘギョ 「大丈夫。私は若く見えるから」

という妄想劇場が繰り広げられました。


やっぱり、ふたりの年齢差がドラマの設定以上に見えるせいで、回想シーンの時系列が混乱しがちでした。


そのイ・ドヒョンが「グローリー」がきっかけで交際中なのがイム・ジヨン。


私、「上流社会」のイム・ジヨンが大好きなんです。お金持ちのお坊ちゃまのパク・ヒョンシクと恋をする貧乏な女の子の役なんですが、現実主義のしっかり者を可愛らしく演じていて、私にとって、パク・ヒョンシクのベストカップルといえば、ト・ボンスンよりこちらです。


「グローリー」では「上流社会」とは真逆の役柄でしたが、この作品でブレイクしたのも納得の熱演。でも、またチャーミングな役も演じてほしいところです。


イム・ジヨンの学生時代を演じたシン・イェウン。「A-TEEN」から見ていて、綺麗だけれど、アイドル女優(アイドルが出る歌番組の司会をしたり、アイドルの主演ドラマの相手役が多くて)と思っていたら、主演以外で大人のドラマに出るようになって躍進目覚ましい(何気に上から目線ですが)。


「ユミの細胞たち」ではトレードマークの黒髪ボブを封印して、ユミのあざとい後輩役をコミカルに演じて、そして、この「グローリー」。


イメージという意味でも演技力という意味でも、リスクのあるチャレンジだったはずですが、演技が本当に好きだったのねとアイドル女優と思っていた不明を恥じました。