先日たまたまユーチューブに流れてきたエリック・ナムの動画。親友だというイム・シワンとの対談です。


イム・シワンは、アメリカ生まれのエリックにあわせて、韓国語と英語を行き来しながら、アイドル生活や俳優デビュー当時の話をしていました。美しい顔立ちは「ミセン」のときのままだけれど、物腰には自信というか余裕があって、当然ながらグレくんとは別人。


イム・シワンの英語は発音がきれいで文法もしっかりしていて、「ああ、この人は海外の映画際に行くときや海外からのオファーにそなえて、日頃から努力しているんだな」と感じました。


イム・シワンは、釜山大学の機械工学科に在学中に練習生となってZE:Aというアイドルグループでデビュー(ZE:Aはアイドルとして成功したとはいえないけれど、パク・ヒョンシクもメンバーだったグループ)。


大学でやりたいことがわからず迷っていたときに、ダメ元で練習生になり無事にデビューを果たしたものの、ステージで歌い踊りながら、やっぱり何か違うと感じてていたそう。他のメンバーが個人の仕事で忙しくしているのに自分は仕事もなくて、そんなときに俳優のオーディションを受けて合格し、カメラの前で演技したら、これがやりたいことだと気がついたと話していました。その後の活躍は韓ドラファンなら皆が知っているとおり。


イム・シワンとBTSのジンは、顔立ちの美しさのタイプが似ているように思います。きれいな肌にふっくらとした唇は、たおやかという表現がぴったり。


そのジンが演技を勉強していた大学時代にバスから降りたところをスカウトされてビッグヒットの練習生になったのはファンの間では有名な話。もしそのまま俳優を目指していたら、イム・シワンとオーディションで役を競ったりしていてもおかしくない気がします。それが、零細事務所のアイドル練習生になり、それこそ血のにじむような努力をして、今や本当にワールドワイドハンサムなワールドワイドアイドル。


そんなジンの憧れの俳優がキム・ナムギルで、ジンはキム・ナムギルが出演した映画「非常宣言」の試写会に駆けつけています。同作にはイム・シワンも出演しているから、試写会では会釈くらいかわしたんじゃないでしょうか。


大学をやめてアイドルを目指したものの、挫折したことで結果的に俳優という天職に出会ったイム・シワン。俳優をめざしながら運命のいたずらでアイドルとなり、世界的なトップアイドルとなったジン。


二人の美しい青年が努力の末に成功をつかみ、韓国映画・ドラマのなだたるスターたちが競演した映画の試写会場に居合わせるところを想像すると、ちょっと感動してしまったのでした。