私は幼い頃より


晴らせぬ怨みを晴らす


必殺仕事人シリーズの大ファンでした。


恐らく、小さい頃は、子どもが見てはイケないドラマだったと思われますが、ウチは普通の一般家庭とは異なり


夕飯を家族で囲む団欒


とか無かったので、深夜枠の、過激な暴力描写や、エロス加味の番組をチビッコの私が見ていても、家に誰もいないカンジだったので自由に当時の必殺シリーズを見れたのでしょう。




57歳になって改めて、70年代から80年の初めの頃の


必殺仕事人


をDVDで見てみました。


子どもの頃は


なんだか悪い事をした人達をコ○シてしまう、怖い

おじさん、おばさん、お兄さん


とドラマの筋は理解しないで見ていたのだと思います。


今、改めて見てみると、どの回も令和の御世の


コンプライアンス的に絶対不可能


な台詞のやりとりと内容


今はほとんど天に召された名優達による


究極の茶番


そのキャストの中で際立つのが





※イメージ画像


二代目中村鴈治郎


残念ながらこの方は1983年に鬼籍に入られているので

歌舞伎役者としての舞台は見たことはなく、昭和の映画などで、オハナシを進めていく上で重要な脇役を勤めていらしたのを見た記憶があります。


70年代の必殺では二代目中村鴈治郎が


殺し屋の元締役


として出演しているのですが


芝居が狂気じみている


普段はニコニコとした好々爺でありながら


「仕事」の場面になると眼球がまるで昆虫のようになり


恐ろしい


どこかでコ○シを楽しんでいる様に見えて


背筋が凍る


娯楽枠の番組であったであろうと思うのに


迫真の演技は職人の技


と感心しました。


現代、もしも、必殺仕事人という稼業の者達がいたら


頼み人の後は絶えず、大忙し、そして


永田町あたりは


空っぽ


になるのでは?


と思った次第です。