地元、下練馬には昔ながらの


昭和の銭湯があり、近くに住む独居高齢者の皆様からしたら


自宅の風呂が小さくて浴槽も高く怪我しかねない

老齢になり風呂掃除が辛い

区が発見するお風呂券がありがたい


と長らく地域に愛された銭湯だったのですが、銭湯の

経営者も高齢になり、薪割りやら大きい浴室の管理ができなくなり5月末で惜しくも閉店してしまいました。


営業時間と私の帰宅時間が合わなかったので足が遠のいていたのですが残念無念。


では近くに銭湯はないかと検索して、私鉄の線路をまたいだ違う区、徒歩10分の所に銭湯を発見し行ってみました。



いいカンジでひなびた休憩室


浴室内はスパ銭ほどは広く無いですが


足湯

ジェットバス

電気風呂

水風呂

サウナ


と設備は充実で普通の銭湯と同じ価格(サウナは別料金)。番台でサウナも入ると言うと謎の鍵を渡されました。サウナを利用する時に


鍵を開けるルール


浴室内は狭いが使い勝手がよい、入浴客は高齢者のみ。


地元の風呂屋が閉店してガッカリでしたが、近い所に手軽に行ける銭湯を見つけて満足して外に出ました。すると白髪頭に腰を曲げたお婆さんが、私を見て


アンタ、北町からきたね

あそこの銭湯閉めたからウチに来たんだろう?

随分と長く入っていた様だね


私が入る時から出るまで


監視していた?


続けて


不動通りの風呂屋もやめちやったよ

ウチもね借金して改築したんだけど、ジイさんバアさんしか来ないし安いから儲からないのよ、でも息子夫婦が

あとやってくれるっていうから、がんばってるのよ、ウチの炭酸風呂もサウナも立派だったでしょう?、お客さんが来てくれているうちは、やるよ、喜んでくれるんだものお客さん


との事。


素晴らしい銭湯スピリットの女主人!


私は、また来ますよ


というと、銭湯の女主は


ああ写メ撮っててよ看板も新いのにしたんだ、宣伝して

と言いました。


こちらです


ダサいが愛くるしい


老体に鞭打ち深夜まで働く女主人の


心意気


に惚れ、これからは頻繁に通う気満々の私でありました。