帰宅時、タクシーに乗りました。


乗った場所が元宿場町


運転手がソノ界隈に住んでいる聞き、私は


では昔の街道沿いの


元遊郭の建物


を利用した風情のある木造家屋は知ってますか?


と聞くと私より若そうな運転手は


知らない


との事


では、有名な


縁切り榎は?


と聞くと運転手は


縁切り榎の場所は知ってます


というので、私は声色を変えて


お女郎さんは遊郭から縁切り榎までは行ってもよいのですが、それから先には行ってはならない、足抜けとして

酷い折檻を受ける、運転手さん知らないでしょうが、あの榎のそばには、投げ込み寺があってね、苦界勤めで死んだ女郎は、そこに一つにまとめられて埋められるのですよ、今も石碑と墓は残っているから、お宅が近いなら

見に行くといいですよ


と、言ったら運転手は


お客様のお話の仕方が怖くて、心臓がドキドキしてます


というので、追い討ちをかけ


縁切り榎の木の皮を剥いで粉にして、縁を切りたい相手

に渡す、あるいは小枝を相手の私物に入れると


スッと縁が切れる


という、言い伝えがありましてね、いまだに縁切り榎の

幹は皮やら枝を取る人が絶えないそうですよ


と重低音ボイスで言ったら運転手は


なんだか、生きてる人間の気持ちの方がより怖いですね


私は


はいそうですよ


生きてる者ほど怖いものはないと私は思っています。


と言い、更に運転手さん、縁切り榎の近くに蔵が・・・


と言ったら運転手は


もう、続きはいいです、住んでいる所が近いので、明日から、どこ歩くにも、かまえてしまいます怖い


と私的には元宿場町の非業ネタを沢山披露しようと思ったのに断られたのでした。



※イメージ画像


今、縁切り榎は 


縁切りというより


悪しき気縁を切り

良縁を結ぶ


というパワースポットになっている様です。


縁切り

縁結び


諸刃ですね😀。