去年、父が亡くなり いろんな…、
諸処理も終え母を労う意味で
老舗料亭に お昼ごはんへ行ったら…? と オットが言ってくれていて
なにかと、延び延び…に なってたけど
盆梅を見たかったから 電話してみたら
盆梅披露は 終わってたーー(*≧∀≦*) ザンネン!
だが、 電話したついでに 予約した。
ここ、 はりまや橋近くの 『得月楼』 は
宮尾登美子の 『陽暉楼』のモデルとなった老舗料亭。
ただし、 当時の陽暉楼は別の場所で
こちらは陽暉楼別館だったところのようです。
門構えは こぢんまりしているけど
門をくぐった 玄関前には 打ち水をされ 梅が一本…
良かった! (*≧∀≦*)
広い玄関を入ると廊下も広くて
4畳半の個室でした。
低いテーブル、椅子だから またまた良かった。
小さな部屋にちゃんと床の間もあり 庭に面してて
歴史を感じる雰囲気だった。
中庭にも 梅の木が花をつけていて。
中庭の向こうも部屋がある感じで
二階は、大広間 。
その 広間で 盆梅披露をするようですねーー
その盆梅のくだりは 小説、『陽暉楼』 にも 描かれていて
明治時代からのことらしいです。
『陽暉楼』 は、 もちろん読み、
(映画も、 TVでのドラマも)
新春の挨拶に
「ええ春になりましたーー」
…と 挨拶を交わす… と 書かれてあり
懐かしいーー(*≧∀≦*) と。
わたしの 母の実家へ お正月におもむく時にも
父が、 迎える叔父や お祖父ちゃんも
みな、 「ええ春になりました」
…と 言っていた。
わたし世代では 誰もそんな挨拶はしないから
(いまや あけおめ…)
『陽暉楼』 を 読んだ時に なんか グッと来たしだいで。
…で 母と いろんな話しをし、 その 母の実家のお正月こと
それを思い出すと
もう 亡きお祖父ちゃん、叔父、父 の
「ええ春になりましたーー(^^)」
…って 声が 聞こえてくるようで
… … ( ; ; )
お料理は さすがに みんな美味しかった!!
来年こそは 盆梅の時季に 行きたいな (o^^o)