図書館、 新刊コーナーで 『中原淳一画集』 を見て 気まぐれに借りてみました。
女性画や、 挿絵を描いた人…… というくらいの認識でしたが
書かれてある ご本人の挿話を読み ……
感心、 しきり
子供の頃から絵を描き、絵を描く以外に 針金を見ても、木片、粘土、布を見ても
人間の形を作るということに興味を燃やしたのだそう。
それらの人形が苦悩する姿、 人間のさびしさや喜びの姿を表わそうとしていた。
戦時中の少女雑誌にも絵を描く仕事をしていたけれども
昭和 21年 発行の 『それいゆ』 は
東京じゅうが 焼け野原といっていいほどに、 新宿も銀座もないような頃だったそうです。
焼け残った人も 貧しい生活 かぎざきの服、
夢多いと 言われた女学生までもが ひしめき合う電車の中で
せちがらい会話を 夢無い話しを かまびすしく喋っている。
………… 『 このままではいけない。
ほんとうの意味で美しい暮らしを知る本を作りたいと、
このとき思いました。 』(原文のまま)
『 とにかく、美しさというものを知った女性、 ものを考えるかしこさ、
そして役に立つ女性を、 この本から作り出したい
と、そんな願いをもっていたのです。 』
で、
以降、 『導かるるまま』 多才な道へと歩んでいったのだそうな。。
はぁ~ 感心。。。
『立ち読み』 だけにするつもりが 借りてみて 逸話や、 挿話 で 感心しまくりでしたーーー
古い世代…… ( 大正ロマンは過ぎ、 戦後の無茶苦茶時期 ) で
こんなにも うつくしきものを忘れず… 豊かな心を 追求した人
物の無い、貧しい中にも、 『暮らしに彩りを』 と、
継ぎ合わせた着物や、小物をアップリケで 楽しく …
道端の枝や雑草を飾ったり………
はぁ~~~~~
まさしく、 今にも 通じる 女性雑誌ではないですか~~
そして 『たけくらべ』 『八百屋お七』 などの文学や、 童話や詩、 オペラ の物語に 挿絵を描き 、
少女が文学の叙情に触れるように… と。
そうです。
夢や 美を 常に求める リリシズム ………
女子は、それを失ってはいけない … と、 おっしゃってるのですね。
はい、 かしこまりました。。。 (;´・`)
ページをめくるごとに リリックな感情が
甦ってきました わたくしでございました。。
女子のみなさま、
機会がおありでしたら ぜひ ご覧になってくださいませ。
それでは
ごきげんよう ~~~~ 。。。。。 ""\(・_・)