役所広司さん主演の映画「パーフェクトディズ」。録画していたのを視聴。良くて、二回観た。上質で知的な映画。哲学的な名作。




主人公。、平山は、役所広司さんでなければ成り立たない。



平山の部屋。古いアパートだけれど、きれいに整理整頓されて、住み心地良さそう。


ロケ地

古本屋の女主人を演じる女優さん、いい味だったわー。
映画に登場した本。



映画の中で流れた曲。
最後のピアノ🎹、心に沁みたわ―♪

代々木公園近くの、小さな公園にある、この公衆トイレ。鍵がかかっていない時は、透けて中が丸見えだけれど、中に入って鍵をかければ見えなくなる。何度か前を通ったけど、入る勇気はなかったわー。信用しきれないのよねー。最近は、外国人観光客の方に人気だとか。

平山が育てている植物。植物を育てている、という設定は、役所広司さんのアイディアだそうです。

平山は、これまでどんな人生を送って来たのか。映画では、説明されず、謎のまま。観客、それぞれが、自分の平山像を思い描けばいいってことなのね、きっと。
ロケ地。



石川さゆりさん、色っぽかったですねー。歌はさすが!帯が素敵だったわ。

三浦友和さん。この役のキャスティング、ドンピシャ!出番は少ないけど、インパクトあるわー。カッケ―♪三浦友和さんって、実際は、奥様一筋の誠実な男性なんでしょうが、女性を泣かす危険な香りもあるのよねー。

三浦友和さんの話を聞く、役所広司さんの横顔。台詞はないのに、わずかな表情の変化で、平山の心情を如実に現してして、名演技にうなりました。
もちろん、ラストの二分間の圧巻のアップ。長い役者人生の集大成、見せていただきました。若い頃は、メチャハンサムだったけど、60代後半になっても、カッコよく、色気があって、優しさと誠実さが滲み出ている。まだまだ、これからも、ラブロマンスで、観たい俳優さんだわー。




東京を綺麗で魅力的な街に撮影してくれて、監督には感謝だわー。ヴィム・ヴェンダース監督の「ベルリン・天使の詩」も、哲学的で、画面が美しい映画だった。当時、大変な話題作で、友達と映画館に観にいったことを思い出したわ。主人公が高い建物のトップに座って、町を眺めるパターンは、この映画から、スタートしたのかも。

