日本橋高島屋で開催中の、草乃しずかさんの日本刺繍展に行ってきました。
豪華で、美しいお着物の数々。ため息💨です。





浅田真央さんが、制作にトライした帯だそうです。

草乃先生との共作かしら?

今日はご本人のギャラリートークがありました。度々、徹子の部屋にご出演なさっていますね。


日本刺繍は時間がかかりますが、一針、一針、思いを込めて、ゆっくりと。ただ美しい作品を創るのではなく、そこに想いを込めることが大切と、草乃さん。そして、どう?私の刺繍素敵でしょ?!と御披露目するのではなく、美を皆さんと分かち合いましょう、という気持ちが重要とのこと。これは、どの芸術の分野でも言えることだわ。独りよがりの作品ではなく、思いやりの精神が込められた、愛あるものでなければ、共感は得られない。それにしても、完璧と思える
技術と、洗練されたセンス。目の保養になります。
源氏物語を題材とした、お着物のシリーズ。源氏物語に登場する、様々な女性の感情は、皆、女性ならば、内に秘めている、と草乃さん。


























継続は力なり。焦らず、自分に正直に、コツコツと確実に歩んでいけば、大輪の花を咲かせることができる。それを証明してくださった展覧会でした。












普通の主婦だった、草乃さんが、日本刺繍を始めたきっかけは、これから、産まれてくるお子さんのおくるみに、花びらを刺繍したことだったそうです。それから、50年。こんな大きな展覧会を開くようになるとは、想像もしていなかったとか。お仕事で、遅く帰るこ主人を待つ間、コツコツと続けられたとか。


機械ではない、手作業の日本刺繍を次の世代に残しておきたいと、沢山の生徒さんを抱えていらっしゃるし、洋装や、小物にも、日本刺繍をなさっています。


可愛い!





ウクライナや、ガザの惨状を憂い、でも、いつかは平和が来ると希望を持ち続けましょう!と熱く語る草乃先生。
平和への願いを込めて、制作された作品です。

華やかな色を使う気持ちになれなかったとか。

クッション、素敵!


