香港映画 「おじいちゃんはデブゴン」 | お気楽マーニャのブログ

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遊びに行くほど、体力が回復していないので、オンデマンドで、題名が気になって、なんとなくチョイス。スタートは、中国の軍隊が映って、ものものしい。まー、つまらなければ、10分でやめればいいわね。と思っていた。







ところが、風景を映すカメラアングルが素晴らしく綺麗で、お洒落。この映画のセンスの良さが開始一分で、おっ!この監督さん、ただもんじゃないわねー!と思わせる。ロシアと中国の国境の田舎町に一人で住んでいる、66歳の太っちょの男性。


中国の退役軍人。人民解放軍特殊部隊。要人をボディーガードする、強者だったけれど、今は、でっぷり太ってしまい、かつての軍服は入らず、認知症も始まっている。彼には辛い過去がある。孫娘と散歩中、ちょっと目を離した隙に、孫娘がいなくなってしまったのだ。探し回るが、孫娘はとうとう見つからなかった。悲しみに怒り狂った娘からは、親子の縁を切られてしまう。何年経った今でも、孫娘が離れて行く悪夢で目が覚める日々。おじいちゃんの辛さも、娘さんの辛さも理解できて、胸がしめつけられる。毎日ちゃんと食事はしているが、半分死んでいるような毎日。唯一の楽しみは、隣に住む少女が遊びに来ること。


その少女の父親は、ギャンブル狂で、中国マフィアから、多額の借金をしている。呆れた妻は、子供を置いて出ていった。この、いいとこナシのしょうもない父親役に、アジアの大スター、アンディ・ラウ。


彼がこの役を受けるなんて、このおじいちゃん役の役者さん、サモ・ハンさんって、大物なの???私はお初。目が可愛いのよねー。女性の母性本能をくすぐる可愛さ。魅力的。彼が住む家の大屋さんからは、言い寄られている。私がお世話したい!ラブと。この中年女性の台詞が笑える。😆💣️✨。ピリッと効くユーモア。脚本、上手いです。













サモ・ハンさん、主演だけでなく、監督も、アクション監督も彼だったとはビックリ!素晴らしい😃!👏👏👏‼️






いつもは、ぼー~っとしてる彼だけれど、可愛いガールフレンドを救う為に、昔取った杵柄、、一瞬で目が鋭くなり、ロシアマフィアも、中国マフィアも次々と倒して行く。ヤンヤ、ヤンヤ!カッコいい~✌️この映画、ヒーローものです。
アンディ・ラウと若いお巡りさん以外、小汚ないおじさん、おじいさんしか出て来ない映画だけれど、ロシアマフィアと中国マフィアの抗争の場、ウラジオストクを写す映像は、美しい。憎い演出です。ロシアと中国は、隣接してるから、やっぱり仲がいいはずねー。
おじいちゃんと仲良しの少女役の子が、自然な演技でとってもいい。それぞれの寂しさを抱えた二人が、言葉少なに、さりげなく、慰め合う。
二人の場面は、ホッコリしたわー。秀作です。

ギャンブル依存性の人が借金を返せなくなると、仕方なく犯罪に加担するようになる。返せないことで、本人が殺られてしまうのは、まー、自業自得だけれど、この映画を観ると、魔の手は、その家族や、親戚にも行くのよねー。多額の国民の税金を使って、大阪にカジノを作るらしけど、どんなトラブルが起きるのか、怖いですねー。