團十郎ファミリー、「鎌倉八幡宮寺の法楽舞」 | お気楽マーニャのブログ

お気楽マーニャのブログ

ブログの説明を入力します。

七月大歌舞伎。昨夜の夜の部。最後の演目は、團十郎白猿さん、新之助さん、ぼたんさん、揃い踏みの舞踊。九世團十郎が制定した新歌舞伎十八番の一つ。九世團十郎没後百二十年の節目の年に上演。河東節、常磐津、清元、竹本、長唄囃子が、同時に同じ舞台で共演する、贅沢きわまりない、豪華な舞台。歌舞伎であり、コンサートでもある、最高のエンターテイメント。もし、これからチケットを買う方がいらっしゃったら、舞台全てを同時に見渡せる席がおすすめ。ぼたんちゃんや、カンカンのお顔のアップはオペラグラスで。全ての三味線が一斉に奏ではじめると、

鳥肌ものです。バチさばきを見るのも楽しめますが、右の耳からはいってくる三味線と、左の耳から入ってくる三味線の違いを楽しめます。


夜な夜な物の怪が現れるという鎌倉の荒れ寺に、怪しい風と共に現れる老女。わたしは、團十郎さんの、女方が、不思議な魅力で大好きなのですが、このれ老女も、気品があって神秘的で素晴らしい。横顔の美しいこと!





内容については、次から次へと、團十郎さんが変身して、複雑なので、スポーツ報知さんのネットニュースの一部をお借りしました。



義経は、光源氏を彷彿とさせる美しさ。人物、物の怪を演じ分ける舞の技量もピカイチ。ジムとお散歩と珈琲タイムの裏でのお稽古は、内緒なんですねー。ぼたんちゃんは、天才!お父さんと同様、裏での努力するタイプなんだと思うけど、昨年の襲名公演の時より、一段と大人びて、舞う姿も余裕綽々。細部まで、神経が行き届いて、リズム感も抜群。可愛いし、本当に色っぽい。ずっと見ていたい。押戻しの時の、暫の衣装は、威厳があって、惚れ惚れ。恋の矢恋の矢舞台写真が出来たら、買いに行かなくっちゃ!
新之助さんの舞台の顔は、儚くて、ガラス細工のような美しさ。人間なのか、物の怪なのか。人を惑わす妖しさがあるわねー。唯一無二。
コロナの時は禁止されていた、出待ちも解禁。楽屋出口で、ファンの方々と一緒に待っていると、カンカンもぼたんちゃんも登場。礼儀正しく、私たちにご挨拶をしてくださって、本当に可愛い。華奢で普通の子供たち(もちろん普通より美しいです!)が、さっきまで、あの広い舞台で堂々と役を演じて、たくさんの観客から拍手喝采を浴びていた演者と同一人物とは!、不思議だわー。続いて、パパが登場。ブログでお馴染みの、日に焼けたワイルドなイケメン姿。さっきの、華麗な静御前と同一人物なのよねー。不思議。正しく化ける、ですね。千穐楽まで、無事に完走出来ますことをお祈り申し上げております。