先に観た友人が、ストーリーをばらしてくれなくて良かったわ〰️。思ってもみなかった展開。

この映画のキー🔑になるのは「匂い」👃なのよね。「匂い」の記憶は、いつまでも残るし、強烈!時として自分ではコントロール出来ない。そして、その人の印象を決定付ける。「匂い」と共に、「香り」も。今、大ヒット中の、歌『香水』の中の歌詞。彼女を思い出させる、DOLCE&GABBANAの香水。皆、共感できるから、この歌ヒットしたんだと思う。私も、顔は曖昧だけれど、あの人が付けていたオーデコロンの香りは忘れないな〰️
、なんちゃってね。😆
幼稚園に通っていた頃、家で三匹の仔犬が産まれた。生まれたての仔犬と犬小屋の匂い。あれから、何十年も経っているのに、街中のふとした瞬間に、あっこれは、あの時の仔犬の匂いだわ!と思うことがある。懐かしく、いとおしい。人によって、耐えられない匂いは違うらしい。その人の体臭が気にならなければ、その人との相性がいい証拠だとか。体臭とともに、住んでいる環境で、染み込んでいる匂い。視覚だけでなく、五感を刺激してくる映画。
もうひとつ、この映画の鍵、🔏になるのは、「庭」だと思った。テレビのドキュメンタリーで、造園家の人に、アナウンサーが、何故この職業を選んだのか聞いた時、彼の答えは、「人の最後の贅沢は庭だから!」、だった。確かに。子供や、犬が走り回れる広い庭。空からは燦々と☀️太陽の光が降ってきてまるで祝福されているよう。心地よい風が吹き抜ける。手入れの行き届いた樹木を眺めながら、沢山の人を招きいれてのガーデンパーティー。夜はライトアップで、お酒🥂をさらに美味しくしてくれる。秀吉も、醍醐の花見をして、多くの民を庭に招き入れて、我が世の春だったわねー。

どの国でもある貧富の差。人生で成功するには近道はない。運のなさを嘆くより、コツコツやれ!それでも希望が見えなかったら、どうしたらいい?抑圧されてきた精神のたががハズレる怖さ。そして、親子の絆の強さ。ポン・ジュノ監督の作品に流れるものは共通しているわねー。好き、嫌いが別れる作品だと思う。二度観る気にはならないけど、舞台になるおうちは素敵だったなー。



