海老蔵さん&ぼたんちゃん『仲国』 | お気楽マーニャのブログ

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新橋演舞場。初春歌舞伎公演。
新歌舞伎十八番の内『雪月花三景   仲国』海老蔵さんとぼたんちゃん(麗禾ちゃん)の共演。

まず第一景。中村莟玉さん登場。(ストーリーはややこしいのでパスします。)兎に角、姿が美しい。可愛い。お品がいい。声も滑舌もいい。踊りもいい。め組の喧嘩の時もピカピカ✨光っていたけど、スター誕生ね!私の隣の席の奥様二人組も、きれい!、綺麗!とため息。児太郎さんとお二人、お雛様みたいでした。

第二景は、虫の精登場。九團次さんのコミカルな踊り。共演は中村玉太郎さん。勢いがあっていい踊り。玉太郎さんって誰?と帰ってからググると、人間国宝、中村東蔵さんのお孫さんなのねー!なるほど。藤間紫さんとも血の繋がりがあるとか。なるほどね!背景が豪華な牡丹の花になって、胡蝶の精、ぼたんちゃん(麗禾ちゃん)が花道のすっぽんから登場。舞台の空気が一変する。8歳?にしてこのカリスマ性はいったい何?可愛いだけではない、凛とした佇まい。でも、しなやかな所作。色気もたっぷり。小さな体なのに、広い舞台を一人で支配している。観客全員がその芸に魅了されているのがわかる。可愛さにではありません。プロの芸に感嘆しているのです。凄いわ〰️。彼女自身も、舞台で舞うことを心底楽しんでいるのがわかる。今日は白い衣装。ライトのせいだけでなく、ひかり輝いている。素晴らしい‼️いったんぼたんちゃんは舞台から消え、暗転。第三景、今度は、舞台奥から海老蔵さんの仲国と共に登場。麗禾ちゃん、麻央さんそっくり。海老蔵さんの肩に寄り添うように立つ、麗禾ちゃん。麻央さんと共演しているみたいです。

麗禾ちゃんの華麗な姿は、海老蔵さんのブログに度々登場しているので、必見です。白い衣装で、時には能のように舞う海老蔵さん。神がかり。凄い気迫。成田山で修行なさった成果なのか、崇高さが際立ってます。最後の方、一瞬お父様そっくりの表情になったのでビックリ。五穀豊穣と天下泰平を祈念するに相応しい厳粛な舞いでした。沢山の人を従えて、中央で激しく踊る姿は、ベジャールのボレロを彷彿とさせたわ。歌舞伎版ボレロ。初春にピッタリの華やかな舞台。感動。雪も雨も降っていなかったので、皆さんに混じって出待ちを。車の窓から顔をのぞかせてくれた麗禾ちゃん。幼く、あどけないお顔。あの舞台での雄姿とは別人でした。不思議。ただもんじゃないわねー!