映画『アイ アム ア ヒーロー』全く予備知識がなく、大泉洋さん、主演の軽いコメディーだろうと思って観はじめた。うっそ〰〰!何?この映画?怖すぎる!此処までやるか?吐きそう〰〰!R15は当然。国によっては、18才未満は不可らしいけれど、私の感覚では、日本でも18才未満は不可ね。発展途上の脳には、悪い刺激がありすぎる。ウェーっ〰〰!ホラーOKの私だから、最後まで完走出来たけど、血を見るのが苦手な女性は耐えられないと思う。細部は違うけど、基本のアイディアは、映画『ブラインドネス』だと思った。あちらは、最後に宗教的意味、神の意思みたいなものを暗示する意味があるそうだけれど、こちらは、ただただゾンビとの戦いぶり。でも、平凡な男の命をかけた純愛もの、とも言える。人気マンガの実写化だそうだけど、『ブラインドネス』の原作とどちらが早いのかしら?こんな映画作ったらダメでしょー?!という意見があると思うわ。でも、子供に見せなければ、よくぞここまで振り切って作った!あっぱれ!という評価が出来る。最近の日本のテレビドラマは、まあ、この程度でいいでしょう!と視聴者をなめたレベルの低い番組が大半だけれど、映画はここまでやりまっせ〰〰!というスタッフの熱い心意気を感じる。車のクラッシュのタイミングとか、車と人間の衝突のリアルさだとか、正に職人芸。アッパレパチパチパチ。ホラー映画を観る楽しみは、ストーリーや役者の演技ではなくどこまで特殊メイクの技術がすすんだか?だとおもうけど、この映画、特殊メイクのオンパレード。二度は観たくないけど素晴らしいわ。主演の大泉洋さんが凄くいい。何がいいのか上手く説明できないけど、演技というより、大泉洋さん自身の魅力なのかもね。大河『真田丸』でも最初から堺雅人さんに勝っていた。(堺雅人ファンの方ごめんない)。ヒロインの有村架純ちゃん。可愛いお顔のイメージを壊さない程度の最小の特殊メイクだけれど、演技で不気味さを表現。さすが実力者塚地武雅さんの危ない人感、半端ない。怖くて泣きそうタイミングよく、観客を怖がらせて、こちらは長いお化け屋敷に入っている気分。この映画の終わり方、唐突。原作のマンガは知らないから、わからないけれど、続編あり?有村架純ちゃんはどうなるの?日本はどうなるわけ?多分、パート2があるわね。