藝大コレクション展。 | お気楽マーニャのブログ

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東京藝術大学美術館。お目当ては、有元利夫の『私にとってのピエロ・デラ・フランチェスカ』小品、計10枚の連作。彼の作品には、名作がたくさんあるけど、私は、大学卒業制作のこれが一番好き。フランチェスカの気品と荘厳さを保ちつつ、現代的にアレンジしてあり、おしゃれ。そして甘すぎない。生でまとめて観たのは、今回が初めて。やっぱり魅力あるわー。ずっと観ていたい。平日のためか人も少なく、ゆっくり、じっくり鑑賞できた。ラグーザの石膏像、『日本夫人』(明治18年)も素晴らしかった。体温や、息づかいまで感じられるような生きている石膏像。美しい。稗田一穂の『花精』も好きだったわー。綺麗なだけではなく、なにか不安感漂い、ヒヤリとする女性。怖さもある。月が効果的。教科書でよく見かける、高橋由一の『鮭』や平櫛田中の『鏡獅子』も展示されていて、作品数は多くないけれど、名品揃いの展覧会。5月8日まで。